英人気俳優のベネディクト・カンバーバッチ（Benedict Cumberbatch, 38）が、許可なく写真を撮るファンに苦言を呈した。
ベネディクトは英BBCのTVシリーズ「SHERLOCK（シャーロック）」で主人公を演じ、世界中でファンを獲得。その後も『8月の家族たち』や『スター・トレック イントゥ・ダークネス』といった話題作に出演してきた。
世間の注目を集めるようになったことを光栄に思う一方、ベネディクトはプライバシーの侵害に悩んでいるようだ。
「（写真を撮る）許可を求める人たちは礼儀正しくて良いと思う。でも中にはいきなりこうして（携帯電話のカメラでこっそり撮影する仕草をし、アゴを横に引いて見せる）、その多くが口をこうすると、猛烈に頭にくる。どうして撮ったんだと聞き返すよ」とベネディクトは英版Elle誌で語った。
「彼らは『何だよ、何を言ってるんだ？ 写真なんか撮ってないよ』と答える。『なら携帯を見せてくれ』と言い返すと、『いや、携帯電話なんか見せない』と言う。僕は『ならオレの写真なんか撮るな』と言い捨てるんだ」
ベネディクトがいつでも写真を撮られるのを嫌うのは当然かもしれない。しかし時にはちょっとキツすぎたと思うこともあるようだ。
「別に気にしないときもあるけど、時には『実を言うと、オレの写真を撮ろうとしているとき、あんたに無視されて立ち止まっている人がいる。それに今はタイミングが悪い』と言うこともある。すると立ち去っていくけど、『ああ、オレは何てイヤなヤツなんだ？ いつでも写真に応じるべきだろうか？』と自問自答するんだ。でも、『いや、そんなことはない』と思っているけどね」とベネディクトが持論を展開した。
ベネディクトは男子校に通っていたため、初めて女の子にキスしたのはパーティーで酔っぱらっているときだった。合唱団のメンバーだったときに本気で好きになった相手がおり、空想の世界で同棲し、お互いに相手に詩を贈るのを妄想していたという。しかし現実には彼女とはほんの少し言葉を交わしただけだったようだ。
「勇気を出して彼女に近づいて、手が少し触れたのを覚えているよ。すごく濃密な瞬間で、『僕と同じことを考えているのかな？ そんなことありえる？』とか、ステキでロマンチックなことを考えていた。でもそれを乗り越えるのは痛いほど不可能だった」とベネディクトは懐かしそうに振り返った。
ベネディクトは9月、舞台演出家のソフィー・ハンター（Sophie Hunter）との熱愛がささやかれた。うわさを事実としては認めていないものの、将来はすでに考えているという。今後30年では思い出を分かち合える家族を持っているはずだと語った。
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