スコットランド出身のジェラルド・バトラー(Gerard Butler, 44)はハリウッドでもトップクラスの人気俳優として知られ、『エンド・オブ・ホワイトハウス』やその続編『London Has Fallen(原題)』に出演してきた。
役者としてのキャリアは順調な一方で、ジェラルドは別の仕事をしていたほうが良かったかもしれないと思うことがあるようだ。
ジェラルドは独版Glamour誌とのインタビューで、役者として活動する前にしていた弁護士の仕事を続けていたらどうなっていたかと問われると、「市街地でいい家に住み、メルセデスでも転がしていたんじゃないかな」と答えた。「それに、結婚して子どももいただろう。そっちのほうが良かった」
「家庭的になるには今が良い時だ。まだ独身でいる理由の一つは、この仕事かもしれない。たくさんの冒険、楽しみ、そして独立を与えてくれる。でも子どもを育てるという考えもステキだね」
スコットランドの法科大学を卒業後、ジェラルドはエジンバラの弁護士事務所に見習いとして就職。しかしこの会社では物事が想定通りには運ばなかったようだ。
「解雇されたんだ」とジェラルドが認めた。「良い仕事をせず、パーティーに明け暮れていた。上司は僕が役者になりたいことを知っていた。だからこう言われたんだ。『本当にやりたいことをやるべきじゃないか』とね」
そんなジェラルドは以前、役者になったのは有名になりたいという不純な動機だったと認めたことがある。しかし有名人としてのステータスには不都合な面があると知ったのは、かなり時間が経ってからだったようだ。
ハリウッドで経験した一番つらい教訓は何かと質問されたジェラルドは、「パパラッチだよ」と答えた。「彼らのおかげで生活がかなり制限される。もうどこにも自由に行けなくなった。車の後をつけてくるし、レストランではダラダラすごして嫌がらせをしてくる。他の客も不便を感じ、それが自分のせいだと感じるんだ」
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