大人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演している英俳優のキット・ハリントン(Kit Harington, 27)は、自分のキャラクターがいつ死んでもおかしくないと考えている。
キットは同ファンタジードラマでジョン・スノウを演じているが、こと契約に関する限り、このドラマは地雷原のようなものだという。壮大な戦闘シーンが多く、命を落とすキャラクターが大勢いるからだ。
「『スローンズ』の仕事が今後も続くという保証はない。自分の役がいつ死ぬか分からないからね」とキットは英Metro紙とのインタビューで語っている。「出演者はこの契約が何年も続き、共演者やスタッフとも気が合うことを祈り、良い作品になってほしいと思うものだよ。ヒットしてお金を生み出しているだけに、平凡でだらだら続いているものじゃないことは証明されている」
「『スローンズ』にはすばらしいキャストが集まっているし、みんな良い友だちで、それに僕には半年ほど他の仕事をする時間もある。それは両方の仕事にとっても最高のことなんだ」
キットは『スローンズ』のオフの時間を使って映画界にも進出。これまでに『ポンペイ』で主役を務めたり、『ヒックとドラゴン』の続編『How to Train Your Dragon 2(原題)』で声優を務めたりしている。次回作は戦争ドラマ『Testament of Youth(原題)』で、1月に公開が予定されている。
「タイミング的にすべてがうまくいって、すごくラッキーだし、あんな風にまとまったのは、エージェントの見事な手腕のおかげだ。僕はまだ若手で、できるだけ多くの作品に出たい。仕事のチャンスが与えられれば飛び込んでいくよ」とキットは笑顔を見せた。「(『Testament of Youth』では)撮影が3ヶ月もかかった。第一次世界大戦が舞台で、若者が大勢死んでいく。撮影は楽しかったけど、同時に重圧もあった」
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