欧米でベストセラーとなったE.L.ジェイムズ(E.L. James)の同名官能小説を原作とした映画版『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のキャスティングは困難な作業をともない、紆余曲折の挙げ句、ジェイミー・ドーナン(Jamie Dornan, 32)が主演男優に決定した。しかし『トワイライト』シリーズなどで知られる女優のアナ・ケンドリック(Anna Kendrick, 29)は、アイルランド出身のジェイミーの起用に納得がいかないようだ。
アナはTwitterでジェイミーが元子役のトーマス・ブロディ=サングスター(Thomas Brodie-Sangster, 24)にあまりにも似ているとして懸念をつぶやいている。
「『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の俳優は『ラブ・アクチュアリー』の子どもにそっくり」と彼女はツイート。「『興奮する』より、むしろ…児童福祉施設に連絡すべきかも…」
独特のユーモアのセンスでも知られるアナは、同作のアダルト向けで生々しい描写に触れているようだ。『フィフティ・シェイズ』はジェイミー扮する性的魅力にあふれたクリスチャン・グレイが、アナスタシア・スティールを性の世界の奥深くへと誘う物語だ。
一方のトーマスは、ラブコメディ『ラブ・アクチュアリー』でまだ子どものサムを演じたことで知られる。その後は大人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」や「フィニアスとファーブ」などに出演し、現在は立派な大人になっている。それでもアナはトーマスをまだ子どもだと思っているようだ。
原作は性的描写が露骨だが、映画版ではかなり抑えられているようだ。ジェイミーは先日、英The Observer紙で「余計な」セックスシーンはないと語っている。
「観客は僕のモノを見ることがないという契約があるんだ」とジェイミーは太鼓判を押した。
アナスタシアを演じるのはダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson)。原作のファンは2015年2月13日の封切りを首を長くして待っている。
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