米ラップ歌手のカニエ・ウェスト(Kanye West, 37)が、音楽界から身を引くことを考えていると伝えられた。
カニエは世界中で人気のラッパーの1人だが、ここ数年はファッション界でもその名を轟かせている。
「次のポール・マッカートニー(Paul McCartney)とのコラボがリリースされたら、音楽活動を休止してファッションに集中するつもりだ」とある事情通が米The New York Post紙の付録雑誌「Page Six」に語っている。
各メディアによると、カニエが「転職」を検討している理由は、ファッション界で巨額の収入を得る可能性があるからだという。カニエは以前、人気スポーツブランドのナイキ(Nike)とのコラボでトレーナーをデザインしたことがあり、その多くは発売から数時間でコレクターズアイテムとなった。しかし十分なお金を稼げなかったことを理由に、ナイキとの関係を断ったと伝えられている。
同様にアディダス(Adidas)とは1,500万ドル(約17億6,000万円)のデザイン契約を交わしたものの、「手がける時間を十分に作れなかったため、発売は4回も先送りにされた」と事情通がつけ加えた。
ファッションスタイルで有名になったことに加え、カニエは妻でリアリティ番組のスター、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)のドレスからも大きな影響を受けている。
このところ、ベストドレッサーランキングの常連となっているキムは最近のインタビューで、カニエと付き合うまで仏高級ブランド、バルマン(Balmain)が何か知らなかったと認めている。
捨てることができない服があるかと質問されたキムは「もちろん。すごくたくさんあるもの」と英版Cosmopolitan誌オンライン版で答えている。「カニエが7年前くらいにプレゼントしてくれた、バルマンのゼブラのジャケットがあるの。彼がプレゼントするまで、バルマンなんて聞いたことがなかったけど、すごく特別なの。これだけは絶対に捨てられないわ」
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