テレビ出演中にヨガインストラクターの女性と婚約したと電撃発表した米俳優のホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix, 40)が、婚約はジョークだったと明かした。
ホアキンは8日、米深夜バラエティ番組「The Late Show with David Letterman」に出演し、司会のデヴィッド・レターマン(David Letterman)に婚約したと宣言した。しかし実は場を盛り上げるために冗談を言っただけのようだ。
「毎日が退屈で、話せば面白いと思った。観客に好かれたかったんだ」とホアキンは翌9日、米トーク番組「グッド・モーニング・アメリカ」で告白した。「視聴者は誰かの結婚を嬉しがるものだからね」
「喜んでくれるなら、また婚約してもいいよ」
放映後、番組側は公式Twitterで改めて真実を伝えた。
「ホアキン・フェニックスは婚約していません。注意を引きつけるため、『ストーリー』を少し盛る必要があったと言っています。視聴者は婚約の話題が好きですから…」と番組はツイートした。
ホアキンの広報担当者も婚約を否定し、ただの冗談だったとつけ加えた。
「ホアキンは強烈でおおらかなユーモアのセンスの持ち主ですが、真実ではありません」と広報担当者は英The Independent紙でコメントした。
オスカーに3度ノミネートされた実力を持つホアキンは「David Letterman」に出演した際、演技力を発揮し、結婚を控えてテンションが上がった様子を見せつけた。
架空のロマンスについて語りながら、ホアキンは呼吸法のレッスンから交際に発展したなれそめを説明した。
「まずは呼吸法を教わって、『これならできる』と言った。すると彼女は最初のポーズ『ブタの装着』をすると言い出したんだ」とホアキンはフィアンセと初めて会った日を振り返った。「『誰がブタをするの?』と聞く前に彼女につかまれて、恥ずかしくて無防備な姿勢にさせられた。そして革ひもを持ってきて僕を縛り、僕に体を押しつけたんだ。『ああ! 背中が痛い!』と言ったら、彼女は『いいえ、それは心の中で背中が痛いと思っているだけよ』と答えたんだ」とホアキンは語り、観客席を盛り上げた。
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