ラッパーのニッキー・ミナージュ(Nicki Minaj, 32)は中絶手術を受けたとき、死ぬかと思ったほど苦しい経験をしたようだ。
ニッキーは米Rolling Stone誌最新号でトラウマを抱える人生のある時期について口を開いた。中絶を決めたときは10代だったが、今でも引きずっていると認めた。
「死ぬかと思った。あのとき、わたしはティーンエイジャーだった。これまでに体験したことの中で一番つらいものだったわ」とニッキーが明かした。「人生のすべての面で悩まされ続けている。中絶に賛成だったと言えば矛盾になる。心の準備はできていなかった。子どもに与えられるものを、何一つ持っていなかったの」
ニッキーはマンハッタンにある名門ラガーディア芸術高校に通っているときに妊娠に気づいた。最新アルバム『ザ・ピンクプリント』で当時の状況に触れ、世界が自分のラップの歌詞一つ一つに耳を傾けているのがつらいと認めた。
「数百万人の人たちが聴くことになる。発言には気をつけないといけないわ。ありとあらゆることがトラブルの元になるから」とニッキーはつけ加えた。
しかしニッキーは今も音楽に情熱を燃やし、自分と同じくらい真剣に音楽に打ち込まないアーティストには我慢ができないと認めた。また、世の女性に刺激を与えたいという気持ちをこれまで以上に新たにしたと話している。
「『アナコンダ』などのビデオに出ているわたしは、お尻のでかい大人の女なの! 自分のことは、セクシーでダンスをしたがっている、自分なりの強い意志を持っている女の子の代表だと思っているわ」とニッキーは続けた。「お尻が大きかったらどうするかって? シェイクするのよ! 誰も気にしない。大学を卒業することと何の関係もないわ」
刺激を与え続けるために必要なこととして、ニッキーは自分にとって最も個人的なことをさらけ出すのが最善だと考えたようだ。
「目標の一つは、みんなに私生活を垣間見せることだった。これまで秘密にしてきたことがまさにそれだったから」とニッキーは話している。
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