フレイドエッジでオーバーサイズなカジュアルデニムなど、独特の美的感性で瞬く間にロンドン発の注目ファッションブランドに駆けのぼった感のある「マルケスアルメイダ」(Marques'Almeida)。同ブランドの創始者である二人のデザイナー、マルタ・マルケス(Marta Marques)とパウロ・アルメイダ(Paulo Almeida)はともにポルトガル出身で、そもそもは同国のポルト市にあるCITEX Fashion Schoolでお互いが勉強している時に出会った。しかし、後にふたりでコンビを組んでいくことになろうとは、その頃は夢にも思っていなかったそうだ。
「ポルト市にぶかぶかなジーンズをよく買いに行くアングラの店があって、そこを覗くのに夢中だったりして、いわゆるファッションショーとかには目も向けてなかった頃だったわね。ふたりとも個性が強くて、とても異なっているしね」と英InStyle誌に対してマルタは語った。
「ぼくのほうは、こぎれいでさっぱりした好みだったのに対して、マルタの方は、トライブファッションでもっぱら歯応えが前面に出ているという感じだったね」と、パオロのほうも懐かしそうに振り返った。
2009年にどちらもロンドンに移ったふたりは、フィービー・イングリッシュ(Phoebe English) やシモーネ・ロシャ((Simone Rocha)らとともに、ロンドン芸術大学のカレッジ、セントラル・セントマーチンズ(Central Saint Martins)の高名なファッションMAプログラムで学ぶことに。そこで初めてふたりでコンビを組んだコレクションを発表したのが、いまやロンドンのファッションウィークでも常に注目される「マルケスアルメイダ」の誕生となった。
「自分だけでやるなんて、とんでもないと思ったの。それで、ふたりでやるとしても、とにかく自分たちを支えてくれて、『いや、これは全然ダメ。やめたほうがいい』とか、ちゃんと言ってくれるひとがいるところで試そうと考えたのよ。先生たちが、本当に素晴らしかったわ」と、マルタは2011年時の卒業コレクションのことについて語った。
英ファッションリテール大手の「TOPSHOP」とのコラボ展開も昨年から始まった「マルケスアルメイダ」。自分たちのDNAに忠実でありながら、これまで以上に幅広い客層に届けることが出来るのは素晴らしい経験だったと、マルタはそれについては大いに満足そうだった。
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