グッチの新クリエイティブ・ディレクターに、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が就任することが明らかになった。グッチの公式ツイッターページからは、“おめでとう、われらの新クリエイティブ・ディレクター#アレッサンドロ・ミケーレ#グッチ#ファッション#ヴィジョン”というツイートが発せられている。
これまで同ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めてきたフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)は、2月に行われる2015年秋冬コレを最後に退任すると既に発表されていたが、その退任時期が前倒しされフリーダが既にグッチを退社したことが数日前に伝えられていた。フリーダの私生活上のパートナーにして娘グレタ(Greta)ちゃんの父親でもあるパトリツィオ・ディ・マルコ(Patrizio di Marco)は、グッチの社長兼CEO職を1月1日付けで退任している。
フリーダの後任として、トム・フォード(Tom Ford)をはじめ、様々な名前が取りざたされていたが、2002年からグッチのデザインオフィスで働き、2011年にはフリーダに次ぐアソシエート・クリエイティブ・ディレクターとなり、有力候補のひとりと目されていたアレッサンドロが、後継として順当に「内部昇格」した形だ。
グッチの社長兼CEOに今月新しく就任したばかりのマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)は、1921年にグッチオ・グッチ(Guccio Gucc)がフィレンツェで創業したイタリアの世界的名門ブランドが、アレッサンドロの任命に大いに自信を持っていることを強調している。
「アレッサンドロは、業界ではまだそれほど大きく知られていない存在かもしれません。しかし、アレッサンドロは、わが社内で最も才能のあるデザイナーと認知されており、グッチチームの皆から最高の尊敬を受けています。そして、グッチのことを、彼はあらゆる面で知り尽くしています」と、マルコはファッション義業界専門紙WWDに対して語っている。
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