歌手のネイサン・サイクス(Nathan Sykes, 21)は英5人組ロックバンド、ザ・ウォンテッド(The Wanted)のメンバーだったが、バンドが昨年1月に活動休止して以来、初のソロアルバムに取り組んできた。
ネイサンは米人気歌手のアリアナ・グランデ(Ariana Grande)と付き合っていたが、2013年末に交際数ヶ月で破局。交際中にはアリアナと「オールモスト・イズ・ネヴァー・イナフ」でコラボしたこともあった。人生で大事な時間をすごした相手だけに、ネイサンはニューアルバムに向けた作業中、その時期を振り返っていたという。
「別れた時期は本当につらかった。ザ・ウォンテッドは活動休止を決め、僕は祖父を亡くした。万全の状態じゃなかったんだ」とネイサンは英The Sun紙で振り返った。「彼女は大人になって初めて交際した相手だった。でも最高の音楽を生み出すためには、ときにはそうした環境に身を置かなくちゃいけない」
「一番感情的な曲は自分のことを歌っていて、別れても怒らないよう自分に言い聞かせている。ときには自分ではどうにもできないことがあるからだ。それが人生だよ」
アリアナが自分についての曲を書いていることを知っているかと質問されると、ネイサンは彼女は知らないと認める一方で、交際の詳細は一切触れていないと語った。彼女とはわだかまりもないと力を込めた。
ネイサンとアリアナが交際を続けられなくなった決め手は遠距離だった。
ネイサンはザ・ウォンテッドが活動休止したことも似ているとし、決断は自然な流れだったと強調した。
「みんなで休止を決めるまで、ソロキャリアなんて考えたこともなかったのは確かだ」
「でも休止したとき、僕はまだ21歳だった。それで『大好きなことをやめるには若すぎる』と思った」とネイサンはつけ加えた。
「みんな、活動がスローダウンしていると感じていた。正直に語り合い、戻ってこられるベースを持つべきだと話した」
「いつまでも続けて、みんなから『おいおい、あいつらまだいたのか?』と思われるようなバンドにはなりたくなかった」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。