米歌手のケリー・クラークソン(Kelly Clarkson、32)は恵まれた人生を送っていると感じている。
2002年に開催されたオーディション番組「アメリカン・アイドル」のファースト・シーズンで優勝してからケリーの人生はまったく違うものになった。それから10年以上過ぎたが、ケリーはプラチナ・セールスとなるアルバムを制作し、グラミー賞も受賞。そして妻となり母にもなった。素晴らしい人生を過ごしているケリーだが、成功に浮かれることはないという。
「すごく恵まれていると実感している。何にもない人生が、一晩でガラっと変わってしまったの」と米People誌に語ったケリー。「申し分のない人生を送ってきたわ。でも一息ついてこう考えたの。『この幸せのお返しをしたらどうだろう?注目を集めることができているなら、誰かを手助けしてはどうだろう?』」
歌うことと人の役に立つことという2つの情熱を持っているケリーは、病気で入院中の人にボランティアで音楽を届ける「Musicians on Call」という非営利団体を支援している。音楽が人々にどれほどポジティブな影響を与えるのかをケリーは身をもって知っている。
「音楽は感情にいい影響を及ぼすから、治療に一役買うことができる。誰にでも効果がある万能薬ね」と語ったケリー。「私はそれを実感できるの。子どもの頃は人の輪に入るのが苦手で、音楽に救ってもらったの」
ケリーは2012年から「Musicians on Call」の活動に参加していて、テネシー州ナッシュビルの小児病院でクリスマス・ショーを開催している。ケリーはその前にもこういった催し物を行ってきた。
「病院に行って歌を歌っていたこともあったの。子どもが好きだし、歌うことも好きだから」
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