『マスク・オブ・ゾロ』などで知られるスペイン出身の俳優アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas, 54)は、女優のダコタ・ジョンソン(Dakota Johnson, 25)が女優としてのキャリアとは何かをよく理解していると考えている。
アントニオは1996年に米女優のメラニー・グリフィス(Melanie Griffith)と結婚し、ダコタの継父になった。夫妻は昨年6月に離婚を表明したものの、アントニオは元継子であるダコタを、いまも我が子のように思っている。
「あの子が4歳のときに家族になったが、今のあの子を見ていると、すごく誇らしい気持ちになる」とアントニオは米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」に語っている。「この仕事がどういうものなのか、よく理解している。父(ドン・ジョンソン[Don Johnson])、母、そしてたぶんわたしを通じ、それを見てきたんだろう。だからハリウッドの伝統を背負っている」
ダコタは今月公開される映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』で主演を務め、キャリアで新たな展開を迎えている。しかしアントニオはダコタの大ブレイクを自分のことのように嬉しく思っているが、同名官能小説を原作とした同作をすぐに観る気にはなれないとも話している。
「そうは思わないね。少し時間を置くつもりだよ」とアントニオは認めた。
アントニオとメラニーは「和解しがたい不和」を理由に離婚を申請。メラニーはその後、上腕に彫っていたアントニオの名前のタトゥーを除去しているが、『シュレック』シリーズで長ぐつをはいた猫の声優を務めたアントニオは、メラニーとすごした年月を大切に思っている。
「20年間すごした年月を、穴の中に捨てるつもりはないよ」とアントニオは続けた。「美しい思い出は心にしまっておく。わたしの人生の一部だからね」
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