ヒップホップ歌手のファーギー(Fergie, 39)は学生時代、「数人のギャングスター」と「関わり」を持ち、父親を激怒させたらしい。
ファーギーはわずか9歳で子役として活躍し、有名になった。幼い頃からスターとしてプロに徹し、現場ではその礼儀正さでも知られていた。
しかし、だからといって彼女がそのイメージを貫き通したとは限らず、両親には大きな影響があったようだ。
「まあ、高校時代、デートとまで言えるかどうかは分からないけど、数人の不良の子たちと関わりがあったの…。かなりイチャイチャしていたのは確かだわ」とファーギーは米Allure誌で語っている。「父はそれがすごく不満だった。高校のフットボールコーチだったから、余計そうだった。父が規律を守らせていた男の子たちこそ、わたしが惹かれて恋に落ちる相手だったの」
やがてファーギーはガールバンド、ワイルド・オーキッド(Wild Orchid)で大ブレイク。しかしその後はポップサウンドに嫌気がさしてバンドを去り、ヒップホップグループ、ブラック・アイド・ピーズ(Black Eyed Peas)のフロントマン、ウィル・アイ・アム(WILL.I.AM)に声をかけられた。ピーズのファンはメインストリームを象徴していたファーギーの参加に不満をもらし、ファーギーにとって楽ではない転身となった。
「インターネットでは憎しみのコメントがあふれたわ。ひたすら意地悪で、傷つくようなコメントばかりだった。それで、『ねえ、あんた誰? あたしのことを知りもしないくせに。ここまで来るのに、どれだけ苦労してきたと思ってるの? 地獄を見てきたんだから』と考えを変えたの」とファーギーは語り、クリスタルメス中毒やワイルド・オーキッド時代に触れた。その過去はいまでもファーギーにつきまとい、仕事でノーということがどれほど難しいのか心境を話している。
「世間がいろいろ言ってくるときに、キャリアでノーと言うのはできない。それに、すごく強くなって、自分を守り、反論しなくちゃいけなかった。現在進行中の問題なの」とファーギーは説明した。
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