『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で一躍有名になった女優のマーゴット・ロビー(Margot Robbie, 24)が、ラブシーンの撮影は実際にはセクシーさとはほど遠いと舞台裏を明かした。
マーゴットは同作でレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)の恋人を演じ、いくつかのシーンではきわどい演技にも挑戦している。以前にはこうしたシーンは「最もロマンチックじゃない」と力説したことがある。撮影時は大勢のスタッフが見ているからというのがその理由で、慣れるにはまだまだ時間がかかると話している。
「座っていると、『ああ、すごく怖い』と感じるけど、裸を見せることになる数百万人の観客のことは考えないわ。気になるのは目の前のスタッフだけ」とマーゴットは英Radio Times誌で語った。「あるスタッフと娘がバイオリンのリサイタルに出たことを話した直後に、その前で裸になるのよ。大騒ぎすればするほど不安が大きくなるから、さっさとやればいいだけなの」
一般人女性と同じように、マーゴットも一番きれいな自分を見せたいと思っているが、エクササイズのやり方を考えるとき、最も注意するのは自分が演じるキャラクターだという。最新作『フォーカス』で、マーゴットはウィル・スミス(Will Smith)演じるニッキーに詐欺師のイロハを教え込まれるジェスに扮している。今回の役作りにあたっては、体重を落とすことが正しいとは思えなかったようだ。
「一番大事なのは、自分のキャラクターがどう見えるべきかを考えること。『フォーカス』ではニューヨークに暮らす20代の女性を演じるわけだから、ガリガリにやせていたり、たくましく見えたりする必要はなかった。でもビキニを着るシーンの撮影前は、ジムに通ってサラダを食べていたけど」とマーゴットは話している。
そんな彼女は母国オーストラリアのソープオペラで女優デビューを果たし、仕事を大いに楽しんでいたという。しかし当初はなまりのせいで仕事が限られるのではないかという懸念もあり、今とは違っていたようだ。
「『Neighbours』でこの仕事を始めたとき、オーストラリアなまりが強いからアクセントを直すように言われたわ。なまりがひどかったの」と彼女は笑った。「すごく鼻にかかっていたわ。まるでクロコダイル・ダンディーみたいに」
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