GLAM Editorial

2015.02.20(Fri)

ビョーク、パートナーとの破局の苦しみを音楽でいやす

ビョーク

 アイスランド出身の歌手ビョーク(Björk, 49)は先月、9枚目のスタジオアルバム『ヴァルニキュラ』をリリースした。同作には長いことパートナーだったアーティストのマシュー・バーニー(Matthew Barney)との別れがつづられている。ビョークは楽曲制作で破局の悲しみをいやすことができ、最悪の時期を抜けることができたと話している。

 「身体的な意味だけでも、どれほど元気になったのかを説明する言葉が見つからない。人生はそれほど白か黒で決められないのは明らかだわ。これから5年間で何かが起こるだろうし、それがまた息を吹き返すかもしれない。でも緊急事態の段階は乗り越えたわ。まるで宇宙人か、幽霊にとりつかれたような気分はなくなった」とビョークは米Rolling Stone誌で語った。

 その独創的な音楽に加え、ビョークは奇抜なファッションでも知られている。2001年のアカデミー賞(R)授賞式には白鳥ドレス(死んだ白鳥が体にまとわりついているように見えた)で登場したほか、奇妙な服装を着ることも多い。

 外見は自信に満ちあふれていても、ビョークにも落ち込むときはもちろんある。彼女はマシューとの破局を10代の失恋となぞらえてみせている。

 「(アルバム制作は)生き抜くための方法だった。(交際の)最後の日まで、すべては大丈夫だと思っていた。だからこそ、こんなにショックだったのかもしれない。最初は曲をアルバムにして、何も言わないつもりだった。でも何ヶ月かがすぎていくと、正しいと感じるようになった。あれほど自分を哀れむことを正当化できた。この歌詞を聴く人たちには、『まだ別れてからたったの2ヶ月。まるでティーンエイジャーみたいに混乱していたの!』と言えるわ」とビョークは説明した。

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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