俳優のロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro, 71)が、640万ドル(約7億6,500万円)のタックス・リーエン(租税を先取特する権利)を指摘されていることが分かった。
ウェブサイト「Smoking Gun」が入手したニューヨーク市の法的文書によると、ロバートは米連邦政府に約641万ドルの未払金があるという。
とはいえ、ロバートは2億ドルもの資産を持つだけに、支払いは難しいものではなさそうだ。ロバートは2度のアカデミー賞(R)受賞を含む映画俳優としての華々しいキャリアに加え、ロサンゼルスとロンドンでも不動産の権利を保有している。
地元ニューヨークでは、和食レストラン「ノブ」や「トライベッカ・グリル」といった飲食店のほか、ザ・グリニッチ・ホテル、制作会社「トライベッカ・プロダクションズ」も経営。またトライベッカ映画祭を設立して世界有数の映画祭に育て上げ、2001年9月11日の米同時多発テロ事件以降、トライベッカ地区が良い評判を取り戻すのに一役買ったと言われている。
活発な不動産投資をしているが、実はロバートはニューヨークの自宅を借りている。セントラルパーク・ウエスト地区のアパートには毎月12万5,000ドルの家賃を払っており、マンハッタンで最も高額な家賃の一つとしても知られている。
さらにSmoking Gunは、今回のタックス・リーエンは昨年11月、ニューヨーク市財務局によって発令されたとしている。法的文書には、ロバートが1993年に発表した監督作『ブロンクス物語/愛につつまれた街』の舞台版を共同演出することも明記されているという。ジェリー・ザックス(Jerry Zaks)との共作で、舞台版をオリジナルの映画と同じヒット作にすることに全力を尽くすつもりでいるようだ。
舞台版は「イタリア系アメリカ人の若者が、父親的な存在2人に導かれて生き方を発見する」物語になると説明されている。年内にニュージャージー州のペーパーミル・プレイハウスで開幕する予定だ。
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