女優のジョーダナ・ブリュースター(Jordana Brewster, 34)が、『ワイルド・スピード』シリーズの継続を熱望している。
ジョーダナはシリーズ最新作『ワイルド・スピード SKYMISSION』でミア・トレットを再演。同作はシリーズを通じて主役を務めたポール・ウォーカー(Paul Walker, 享年40)さんが撮影に参加した最後の作品となったが、ジョーダナはシリーズ第8作への出演に望みをつないでいる。
「続編があるかもしれないと聞いているけど、正式なことは決まってないの」とジョーダナは米New York Daily News紙に語っている。「続編ができるかどうかは、いつだってファンの声がきっかけになる。後はプロデューサー次第ね。出演できたらと思っているわ。このファミリーの一員でいるのが大好きだから」
主役のブライアン・オコナーを演じていたポールさんは2013年11月、交通事故で悲劇的な死を遂げた。その後、弟2人が代役として未完成シーンの撮影に参加し、映画の完成に手を貸した。
ジョーダナは今回のインタビューで、ジェームズ・ワン(James Wan)監督がメガホンをとった最新作の仕上がりにとても満足していると語り、ポールさんを追悼するものとしてふさわしい作品になったと話している。
「むしろ、わたしたちにはより大きな責任が与えられたわ」とジョーダナ。「ワンには途方もない仕事が降りかかったけど、とても優美にこなしていた」
「そしてプロデューサーも務めた(主演の)ヴィン(・ディーゼル、Vin Diesel) も、見事に仕事をこなしたわ。(ポールの)弟たちが手伝ってくれて、本当にラッキーだった」
ヴィンは『ワイルド・スピード』シリーズで、ジョーダナ演じるミアの兄ドミニクに扮している。ポールさんの死後、映画を完成させるのは本当につらかったと語った。
「言うまでもないが、これまでにやった映画で最もつらいものだった」とヴィンは米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」で心情を吐露した。「あの悲劇が起きたときのことを覚えている。『世界が見ている前で、あなたが彼の死を悼まなければならないのは不公平だわ』と母に言われた」
「でもさらにつらいのは、いつも隣にいた友人を失った後、あいつが座っていた席を見ると、それがポールじゃないと気づく時だ」
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