女優のジュリエット・ルイス(Juliette Lewis, 41)は、女性が「戦い方を学ぶ」ことは重要だと考えている。
ジュリエットがエンターテイメント業界で働き始めたのは1987年で、わずか14歳の時だった。若くして女優としてのキャリアを積むために多くの趣味を諦めなければいけなかったジュリエット。だが今になってみれば、あの時諦めなければよかったと後悔しているという。
「若い頃は楽器を学んでみたかったし、運動もやりたかった。私の親はものすごくリベラルで革新的な芸術家だったので、私のやることは何でもやめさせられた」と米Variety誌にジュリエットは語った。「カラテも、ピアノも、ダンスもみんなやめさせられたわ!続けられていたらよかったのにね。年齢を重ねてから素人でいるのはつらいものよ。でも困難なことがあっても、それを乗り越えていきたい。楽器も演奏したいし、カラテだって学んでいきたい。女性が戦い方を学ぶのはとても大切よ」
その一方、近頃のジュリエットは生活の糧である女優の仕事のありがたさがわかるようになってきた。演じることで、人生の幸せを維持するために必要な多様性を身につけることができたという。
「私の好きな格言は『同じ仕事には二度と就けない』。多様性(variety)が大好きなの。これはVariety誌にかけたダジャレ」と語ったジュリエット。「この職業で学んだことは結果ではなく、経験が宝になるということ。人がすべてなの。意見を交換して、エネルギーや創造性を共有するの。創造的エネルギーを使うことができる職業に就けて本当に幸運だと思う」
ジュリエットの次回作は80年代にヒットした子ども向けアニメの実写版映画『Jem and the Holograms(原題)』。今年の10月に公開される予定だ。
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