英俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne, 33)は先月、物理学者スティーヴン・ホーキング(Stephen Hawking)博士を演じた『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞(R)主演男優賞を獲得し、世界的な俳優の仲間入りを果たした。しかし地元での日々の生活はほとんど変わっていないという。
「最近の変化もロンドンでは目に見えなくて、みんなメールをするフリをして写メを撮っているよ。それほど極端じゃないけどね」とエディは3月19日に発売される英GQ Style誌春夏号で語っている。
エディーは現在、史上初めて性適合手術を受けた人物、リリ・エルベ(Lili Elbe)を描いたデヴィッド・エバーショフ(David Ebershoff)の小説を原作とした映画『The Danish Girl(原題)』の撮影にのぞんでいる。性転換した女性を演じるエディは、キャラクターの人間性に深く感銘を受けたと話している。
「実はホーキング博士の前に『The Danish Girl』のオファーを受けたんだ…。『斬新なキャラクターを演じるつもりなのかい?』とよく言われるよ。前もって考えていた選択じゃない。得がたい経験になると思う」とエディは語った。「もし面白いストーリーを語りたいなら、面白い人を演じるべき。それが肝心だよ。僕が演じるキャラクターは、普通じゃない_人でないとダメなんだ」
『博士と彼女のセオリー』の演技が高く評価されたエディーは、今年のアワードシーズンでゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞(BAFTA)、全米映画俳優組合(SAG)賞などを総ナメにした。ハリウッドで大きな成功を収めたものの、自身も妻のハンナ・バグショー(Hannah Bagshawe)も、ロサンゼルスでの優雅な生活を求めて引っ越すことに興味はないようだ。
「エディはハリウッドには行かないと言っている。彼とハンナはお互いの家族にも近く、彼女が仕事の拠点としているイングランドでの生活に満足している」とある事情通は先日、ゴシップサイトRadar Onlineで語った。「2人ともごく普通の夫婦で、あれほど地に足のついた人たちは他にいないくらいだ」
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