映画『キャバレー』などで知られる女優のライザ・ミネリ(Liza Minnelli, 69)が、薬物乱用の治療でカリフォルニア州マリブにあるリハビリ施設に入院したことが分かった。数日前に入院したことをライザの代理人が認め、今のところは「目覚ましい回復」を遂げていると語ったと芸能情報サイトTMZが伝えた。入院の主な理由はアルコールだとも報じている。
ライザは以前にもリハビリ治療を受けている。一番最近では2004年だが、その後も中毒には苦しんできた。
「ライザはここ数年、薬物中毒と果敢に戦ってきました」と代理人はTMZでつけ加えた。
中毒はライザにとって親ゆずりのトラブルでもある。母親で女優のジュディ・ガーランド(Judy Garland)も薬物中毒に苦しみ、1969年に過剰摂取で亡くなった。
2008年の英The Guardian紙とのインタビューで、ライザはアルコール中毒を抑制できず、常に苦しんでいると認めた。
「人生を通じて、この病気にずっと苦しんでいます」とライザは話している。「親から受け継いで、とても恐ろしいものですが、いつも助けを求めてきました」
同じインタビューで、ライザは精神安定剤のバリウムを含む処方薬に依存していることを認めた。母の死後に医師から処方されたという。
薬物乱用を公表しているライザだが、2010年には有名人がリハビリ治療を受ける姿を追うリアリティ番組「Celebrity Rehab」への出演を辞退している。各メディアによると、ライザは50万ドル(約6,000万円)の出演料をオファーされたという。しかし広報担当者は当時、「6月5日にセントルイスで全米ツアーをスタートするライザ・ミネリは、今も将来も、『Celebrity Rehab』に出演することはありません」とコメントしていた。
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