映画『マイティー・ソー』への出演でも有名な豪俳優のクリス・ヘムズワース（Chris Hemsworth、31）は、子どもたちを様々な文化に触れさせてあげたいと思っている。
クリスは仕事で世界中を飛び回っているが、妻のエルサ・パタキー（Elsa Pataky）や子どものインディア（India）ちゃん、サシャ（Sasha）くん、トリスタン（Tristan）くんもクリスの行く先々に同行し、一緒に飛行機で旅をしている。
落ち着かない生活ではあるが、クリスは若い頃から旅を愛してきた。子どもたちにもその血筋が受け継がれていると思っている。
「今まで知らなかった生活や文化に出会うことが好きなんだ」と独版Glamour誌に語ったクリス。
「旅をすることで自分と違う世界もあることに気づかされた。一方の側に執着してはいけないよね。子どもたちにもそれを知ってもらいたい。旅とはいろんなことに注意して興味を持ち続けることなんだ」
子どもたちが学校に行く年頃になったら難しくなるが、今のところクリスとその家族は放浪生活を楽しんでいて、世界各地を探検している。
バイリンガルな環境で育っているので、子どもたちは広い視野を持ち始めている。スペイン人である妻のエルサは、母語であるスペイン語を子どもたちに教えている。
「残念ながら、僕はスペイン語を話せないけどね」と笑ったクリス。
「いつか妻と子どもたちがスペイン語で僕の悪口を言うんじゃないかって心配しているんだ。何について話してるかもわからないんだろうね」
クリスには人を旅へとかきたてる何かがあるようだ。彼の最新作はハッキングを描いたスリラー映画『Blackhat（原題）』。監督のマイケル・マン（Michael Mann）はキャスティングのために、当時クリスが滞在していたコスタリカまで足を運んだ。
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