女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie, 39)が28日、キッズ・チョイス・アワードで「好きな悪役」賞を獲得し、娘のザハラ(Zahara)ちゃん、シャイロ(Shiloh)ちゃんと一緒に受賞を喜んだ。
米TVチャンネル「ニコロデオン」が主催する同賞はロサンゼルスのザ・フォーラムで授賞式が行われた。
アンジーは先日、がんの予防のため卵巣の摘出手術を受けたことを発表したが、会場では健康で嬉しそうな表情を見せ、受賞が発表されたときは夫ブラッド・ピット(Brad Pitt)と共に育てている6人の子どものうち2人の娘を抱き寄せた。アンジーは乳がんの要因となる「BRCA1」という遺伝子の変異があり、乳がんになる確率が87パーセント、卵巣がんになる確率が50パーセントであることが判明したため、2013年に両乳房の切除手術を受けた。しかし血液検査で炎症の兆候があることが判明し、がんの初期段階である可能性が浮上したため、2度目となる今回の手術に踏み切った。
アンジーは壇上で感動的な授賞スピーチを披露した。
「子どものとき、マレフィセントのように、他人とは違うと言われていました」と彼女は観客に語りかけた。「でも、何かに気づいたのです。違うことは良いことだと。だから周囲に溶け込めないと思っている人には、自分らしくいてほしい」
「誰かに違うと言われたら、笑顔で堂々として、誇りに思ってほしい」
「そしてみんなの悪役として、こう言いたいのです」とアンジーは続けた。「『ちょっとくらいならトラブルを起こしなさい』と。きっと良いことがありますよ!」
アンジーは『ANNIE/アニー』のキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)、『ハンガー・ゲーム』シリーズのドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)、『アメイジング・スパイダーマン2』のジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のリー・ペイス(Lee Pace)、『イントゥ・ザ・ウッズ』のメリル・ストリープ(Meryl Streep)ら強敵をおさえて受賞した。
他にもロス・リンチ(Ross Lynch)が好きなテレビ男優賞、ローラ・マラーノ(Laura Marano)が好きなテレビ女優賞を獲得。ベン・スティラー(Ben Stiller)は好きな映画男優賞、エマ・ストーン(Emma Stone)は好きな映画女優賞をそれぞれ贈られた。
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