俳優のジョン・トラヴォルタ(John Travolta, 61)は、自分はサイエントロジーに救われたとして、批判の高まる同新興宗教団体を擁護した。
ジョンはSF作家L・ロン・ハバード(L. Ron Hubbard)が1975年に創設したサイエントロジーの熱心な信者として知られている。ジョンは20日、最新作『The Forger(原題)』のプロモーションの一環で米トーク番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演し、インタビューで嬉々としてサイエントロジーを正当化した。
「何かが本当にうまくいっていると、標的にされることがある」とジョンは説明している。「信仰して40年になると思うが、その一瞬一瞬を楽しんできた」
「わたしにとってはすばらしいものだ。それで誰かの命を救ったこともあれば、息子(ジェット、Jett)を失ったときには自分が何度も命を救われたし、今でもあらゆる局面において助けてもらっている」
「そして見てほしい。わたしはそのおかげで今こうして話をしている」
ジョンの息子ジェットは2009年、発作のため急死した。
サイエントロジー教会は現在、数多くの批判にさらされている。発端は3月末に米HBOで放映されたドキュメンタリー映画『Going Clear: Scientology and the Prison of Belief(原題)』だった。同作はサイエントロジーを去った元信者が明かした恐るべき実態に迫っている。
また『Going Clear』はサイエントロジーの内部構造の秘密も浮き彫りにしており、最高幹部らは信者を引き止めるために拷問や虐待を繰り返していたと言われている。
ジョンは人々がL・ロン・ハバードの本「ダイアネティックス」を読んでサイエントロジーのことをもっと良く理解すべきだと訴えている。
「みんな時間をつくって、本を読む必要がある。それがアドバイスだ」とジョン。「それを読めば理解できるはずだ」
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