英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)のリアム・ペイン(Liam Payne)が、ゼイン・マリク(Zayn Malik, 22)が脱退した本当の理由はフィアンセのペリー・エドワーズ(Perrie Edwards)のためだったと明らかにした。
ゼインは3月、以前から普通の若者に戻りたかったのと、もう音楽を感じないのを理由に、突然脱退を表明した。リアムやハリー・スタイルズ(Harry Styles)、ルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)ら残りのメンバーがゼインの脱退をどう受け止めたのかについては様々な憶測が飛び交い、ゼインの恋愛も要素の1つだとみられていたが、ここへ来てリアムがその背景を語っている。
「今やっていることを、以前と同じくらい楽しめないなら、前に進まなくちゃいけないときもあるよ」とリアムは英ラジオ局「Capital」とのインタビューで語った。「彼は家族やフィアンセと時間をすごしたがっていた。僕らはそれを受け入れたんだ」
ゼインは当初、ストレスを理由に「オン・ザ・ロード・アゲイン」ツアーから離脱し、もう戻るつもりはないと認めた。ワン・ダイレクションのファンは、その直後から英ガールズグループ、リトル・ミックス(Little Mix)で活躍するペリーを槍玉にあげ、中には彼女がワン・ダイレクションにとってのオノ・ヨーコ(Yoko Ono)だと言う者まで現れた。ヨーコは元ビートルズ(The Beatles)のジョン・レノン(John Lennon)と結婚したことで知られるが、そのことでメンバー間にあつれきが生じたと言われた。
しかし、リアムは残りのメンバーとゼインの間にわだかまりは一切ないと断言している。
「彼は自分のためにやるべきことをやらなくちゃいけなかったんだ」とリアムは説明した。「僕らは今でも最高の友だちだよ。(とはいえ)ファンが(脱退を)つらいと感じるのも分かる」
また、ルイが脱退したゼインとTwitter上で舌戦を繰り広げたことで、4人組となったワン・ダイレクションとゼインの間に緊張があるという噂もあった。ゼインは脱退後もプロデューサーのノーティ・ボーイ(Naughty Boy)と共に音楽活動を続けている。しかしノーティ・ボーイがネット上に投稿した写真をルイがからかったことに対し、「意地悪」をしているとゼインが反論してバトルとなった。しかしルイはその後、ゼインとは仲直りしたと力説している。
またワン・ダイレクションは17日に開催されたビルボード・ミュージック・アワードでトップデュオ/グループ賞を受賞した際、壇上でゼインを「兄弟」と呼び、今でも大事な存在であることをアピールした。
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