
俳優のニック・ロビンソン(Nick Robinson, 20)は「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」など人気TVドラマに出演してきたが、最新作は世界中で公開の期待が高まる『ジュラシック・パーク』シリーズ最新作『ジュラシック・ワールド』だ。
大人気シリーズに出演できたことに興奮する一方、ニックは今後の生活がどう変化するかについて不安も感じているようだ。
「周囲からたくさんのノイズが聞こえるようになるから、自分を客観的に見るのが難しくなるんだ。学ぶことはまだまだたくさんあるよ」とニックは米Hollywood Reporter誌に語っている。「自分がイヤなヤツになったことに気づかないのが怖いんだ。ゾッとするよ」
ニックは9歳から役者としての活動をしているが、今のところはしっかり地に足をつけていられるようだ。この仕事には幼い頃から興味を持っていて、その当時から様々なキャラクターを夢で描いていたことが今になって役に立っていると確信している。
「小さいときから家の外ですごす時間が多かったし、棒きれを拾えば何にでも変えられた」とニック。「想像力が豊かだったんだ。それにVHS(ビデオテープ)のコレクションも。それでたくさんの映画を観てきたよ。成長しながら色んな映画を観た。それに、野球とかはあまり上手じゃなかった。だから家を出て、役者を目指したんだ」
『ジュラシック・ワールド』は前シリーズから22年後のイスラ・ヌブラー島に建設された広大なテーマパークを舞台とする。新アトラクションがオープンするが、事態が最悪の方向へと向かうというストーリーで、ニック演じるザックは恐竜と直面したときの演技を求められた。棒きれが何か恐ろしいものに変わったという想像力ですごしていた日々が実際に役立ったようだ。
「かなりの自由を与えられているから、それは楽しい。想像力は無限だし、点と点を結んで好きなことを描けるんだ」とニックは映画情報サイト「screenrant.com」とのインタビューで語った。「大変だったけど、同時に好きなことをして(頭の中で)想像の世界が現実になるのは本当に楽しかった。最高に大変だけど、最高に楽しかった」
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