元ワム!(Wham!)のメンバーとしても知られる英歌手のジョージ・マイケル(George Michael, 51)が、自らの意志でリハビリ施設に入所したと報じられた。
ジョージはこれまでも薬物中毒で苦しんだ過去があり、5年前にはマリファナ所持とドラッグの影響下で運転した容疑で有罪を認めて収監されたこともある。
独Bild誌によると、ジョージはスイスを拠点とする施設「ザ・キュスナハト・プラクティス」に自ら入所し、マリファナの過剰吸引で再び治療を受けることにしたという。入所するまで、ジョージは毎日25本のジョイントを吸っていたとみられている。
同施設での治療には患者1人につき10万ドル(約1,240万円)の費用がかかる。有名人の患者を治療することでも知られ、過去にはファッションデザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)も入所していたという。
ジョージは2014年3月、Big Issue誌とのインタビューで、マリファナは完全にやめたと断言していた。
「もう完全にやめている。人生を変える決意をして、もう1年半以上前から触れていない」とジョージは語っている。
ジョージは2010年7月、運転していた車で店頭に突っ込み、アルコールあるいは薬物の影響下での運転の罪で4週間を塀の中ですごした。出所したジョージは、この件で考え方が完全に変わったと話していた。
英The Sun紙は当時、「ドラッグ中毒を克服して、普通の人生を送りたい」というジョージの言葉を伝えている。「もう二度と刑務所に戻りたくない。あそこは最悪の場所だ。中にいると人間扱いされないし、番号で呼ばれることに気が狂いそうだった」
出所後のジョージは、何度も死にかけるアクシデントに見舞われ、2011年には肺炎で3週間も意識不明の状態が続いた。2013年5月にはイギリスの高速道路で自分が運転する走行中の車から転げ落ち、頭をケガする事故も起こしている。
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