女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron, 39)が、歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)風の髪型にしたのは湿気のせいだとジョークを飛ばしている。
シャーリーズは家族惨殺事件を生き延びたリビー・デイを演じる新作映画『Dark Places(原題)』のためショートカットにしている。
『ゴーン・ガール』の原作小説を手がけたギリアン・フリン(Gillian Flynn)の小説「冥闇」を原作とする同作は深刻なテーマだが、ジャスティンのような髪型をしたシャーリーズは現場の雰囲気を明るくするのに役立っていたようだ。
「『マッドマックス』の髪型が伸びたのよ」とシャーリーズは米情報番組 「Entertainment Tonight」に語り、丸刈りで演じた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の指揮官フュリオサ役に触れた。「『湿気のあるシュリーブポートで24日間も撮影するのね。今はウィッグをつける話をするべき時じゃないわ』と言ったの」
シャーリーズが『マッドマックス』から新作映画に持ち込んだのは髪型だけではなかった。ニュークスを演じたニコラス・ホルト(Nicholas Hoult)も『Dark Places』に出演している。『マッドマックス』で共演したことがきっかけで、ニコラスをキャスティングするように勧めたのは彼女だった。
「もう一度一緒に何かやりたかったの。ニックと私は『マッドマックス』のセットで、映画では関わりが少ないと言っていたの。同じような状況から抜け出せなくなっているって」とシャーリーズはつけ加えた。「その後でこの企画の話が来たの。撮影後に読んだ最初の脚本の1つで、すぐに彼のことを考えたわ」
シャーリーズは人生でつらい出来事を体験してきた。ティーンエイジャーの頃、母ゲルダ(Gerda)は銃で2人を撃ち殺すと脅したアルコール中毒の父を射殺する事件を起こしている。
シャーリーズはこれがリビーの役作りにどう影響したのかについても口を開いた。映画の中ではリビーも家族を無惨に殺される経験をしている。
「確かに人生ではトラウマの残る経験、イベントがあった。それが何らかの形で今の私になっているわ」と彼女は仏TF1に語っている。「私が演じるキャラクターは8歳の時にこの厳しい試練に直面する。そして彼女が、特にそのことを話す時、トラウマが子どもに与える影響が深いところまで明らかにされるの」
(C) Cover Media
※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。