米人気SFドラマ「HEROES/ヒーローズ」のキャストやスタッフは、放送終了を知らされておらず、突然の終了にとまどったようだ。
クリエイターのティム・クリング(Tim Kring)は、9月から全米で放映される新シリーズ「HEROES Reborn」について各方面で積極的に発言している。
「HEROES」は2006年から4シーズンに渡って放映され、ヘイデン・パネッティーア(Hayden Panettiere)、ザッカリー・クイント(Zachary Quinto)ら人気俳優が出演した。普通の人たちが超能力を得て活躍するという物語で、世界中で大ヒットとなった。
しかしドラマが放映中止となったため、ティムは自分が望んだ形でのフィナーレを飾ることができなかったという。
「放映中止になるとは知らなかったんだ」とティムが語ったと米エンターテイメント情報番組「Access Hollywood」は伝えている。ヘイデンが演じた不死身のチアリーダー、クレアが超能力を持っていることを公表したのは、次回につなげるための「義務的なバトンパス」だったともつけ加えた。
「放映されなかった時間は、ストーリーが進んだのと全く同じ時間でもある。これはシーズン5ではなく、シーズン10だと思って作っている」
「HEROES Reborn」にはオリジナルキャストであるジャック・コールマン(Jack Coleman)やマシ・オカ(Masi Oka)、グレッグ・グランバーグ(Greg Grunberg)らも再登場するほか、新しいメンバーも加わる予定だ。
新しくシリーズを立ち上げるにあたり、ティムは「HEROES」で学んだことを生かすつもりでいる。その1つが撮影スケジュールだ。
「最大の落とし穴は常に、1年間で語らなければならないストーリーの量だった」とティムは明かしている。
22話構成だったシリーズは今回、視聴率をキープするため13話に減らされた。
「(『Reborn』は)10ポンド(約4.5キロ)のバッグに50ポンドを詰め込んで届けるよ」とティムは笑顔を見せた。
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