英ボーイズバンド、ワン・ダイレクション(One Direction)が活動を休止する噂が流れたことで、ファンからは怒りと悲しみの声が上がっている。
ハリー・スタイルズ(Harry Styles)、リアム・ペイン(Liam Payne)、ナイル・ホーラン(Niall Horan)、ルイ・トムリンソン(Louis Tomlinson)で構成するワン・ダイレクションが2016年に一時的に活動を休止するという噂が23日に世界中を駆けめぐった。しかし「ディレクショナーズ」と言われるファンは、お気に入りのバンドが解散する可能性に耐えられず、噂の否定に躍起になっている。
「いや、いや、いや、いや、いや、いや、もしワン・ダイレクションが解散したら、もう私に幸せは二度と訪れない」とあるファンがTwitterでつぶやくと、別のファンも同じ気持ちを吐露した。「大騒ぎするつもりはないけど、ワン・ダイレクションが終わったら、私の人生も終わりだわ」
ワン・ダイレクションをめぐっては、ゼイン・マリク(Zayn Malik)がソロ活動に専念するために3月に脱退しており、解散の噂はファンにとって泣きっ面に蜂だ。しかし来年と噂される活動休止は、メンバー間の個人的な衝突によるものではないようだ。
「メンバーたちは5年間も一緒に活動してきた。ボーイズバンドにとっては異例の成功と言える。少なくとも1年はそれぞれの活動に集中する時間を持ってもいいはずだ。メンバー間にわだかまりはなく、全員が活動休止の決断に賛成している」とある関係者は英The Sun紙に語っている。「解散ではないし、近い将来に復活するつもりでいる」
「でも今のところはおしまいで、彼らは世界で最も人気の音楽グループとして成功を収めた」
ワン・ダイレクションは現在、「オン・ザ・ロード・アゲイン」ワールドツアーを敢行中のほか、5枚目となるスタジオアルバムの制作にも入っている。しかしもし活動休止の噂が本当なら、ニューアルバムをフィーチャーしてのコンサートツアーはなくなり、10月31日に英シェフィールドのモーターポイント・アリーナで行われるコンサートが予見される未来で最後のコンサートになる可能性がある。
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