豪出身の白人ラッパー、イギー・アゼリア(Iggy Azalea/本名:アメシスト・ケリー、Amethyst Kelly, 25)が、元恋人モーリス・ウィリアムズ(Maurice Williams)を窃盗で非難していた訴訟を取り下げることが分かった。
イギーは2008年から2009年までモーリスと交際していたが、彼がイギーの初期の楽曲を同意なしに不法に公開したことで関係が悪化した。イギーは2014年9月、モーリスが彼女のパソコンから許可なく生音源をこっそりダウンロードして公開したとして訴えを起こした。
しかし米エンターテイメントサイト「TheWrap」によると、25日に改めて書類が提出され、双方が「請求棄却を受け入れた」という。
請求棄却が決まったことにより、双方のどちらかが卑劣な行いをしない限り、訴訟が再び裁判所に持ち込まれることはなくなった。
イギーは昨年の訴訟で損害賠償を求めていた。また、モーリスは彼女の署名を偽造してニセのマネージメント契約を交わし、イギーの楽曲を盗んだことを隠そうとしたとも主張していた。
判事は今後、双方が訴訟を取り下げる意思を承認する必要があるが、取り下げの条件は明らかにされていない。
イギーは現在、米NBAプロバスケットボール選手のニック・ヤング(Nick Young)と婚約しているが、約1年前からモーリスとの数々のトラブルに悩まされてきた。昨秋に窃盗訴訟を起こしたのと同じ時期、ジェフ・ワインなど複数の別名を持つモーリスは「内縁の結婚」を理由に離婚を申請し、イギーに衝撃を与えた。イギーはそんな事実はないと猛反論し、潔白を証明するために法廷でバトルを繰り広げた。
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