「幸せな恋愛」と聞くと、どんなイメージがありますか?
両思いになる、常に愛されていることを実感できるなど、どんな状態が幸せと呼べるかは人それぞれですが、肝心なのは何よりそう思える自分を認められること。
幸せな恋愛ができる人にはどんな共通点があるのか、お伝えします。
自分のことが好き
自分が好き、は自己中心的であることとはまったく違います。
人に受け入れられる自分こそを良しとするのではなく、「他人にどう思われても、こんな私が好き」と自分に対して胸を張れる自信です。
「自己肯定感が高い」などよく言われますが、自信のある人は他人にも心に余裕を持って接することができます。
自分で自分を認めてあげるのは、簡単そうで実は難しいこと。
長所も短所もすべて見て、全部ひっくるめて受け入れる勇気を持てると、他人に対しても同じように広い心を持てます。
自分を嫌いな人が他人に好かれることを望んでも、相当に難しいのが現実です。
自分のことが好きと言える人は、同じく自分を大事にしている人と自立した関係を築けます。
気持ちを伝えることを恐れない
好意を見せることや好きだと告白することは、恥ずかしいし勇気がいりますよね。
ですが、積極的に好意を伝える姿勢が相手の心を開きます。
自分を受け入れてくれる人の存在は、うれしいしありがたいですよね。
それに応えたいと思うからコミュニケーションが進みます。
「先に好かれてから好きになろう」「告白はどうしてもあっちから言わせたい」など、自分に都合のいい展開ばかり考えている人ほど、反対に敬遠されるものです。
自分の気持ちを知られることは、その後の不安や心配も同時に生みますが、それはお互いさま。
幸せな恋愛をしている人は、そんなネガティブな気持ちも受け止める覚悟をしっかり持っています。
気持ちは隠さず素直に伝える姿が、何よりふたりの関係を育てる秘訣です。
相手の感情を否定しない
自分は好きだけど、相手からいざ好意を向けられると怖くなってしまう。
うまくいかせたいと思うのに、相手の気持ちを正面から受け入れる勇気がない。
好きな人といい雰囲気になっても、自分に自信が持てずにさっと態度を変えてしまう人がいますが、とてももったいないことです。
相手の感情を知るのが怖いのは、知った後で自分が相手の満足する対応ができるかわからないから。
ですが、勇気を出して愛情を伝えているのに、それを拒絶されたら誰だって悲しいですよね。
否定ではなくまずは受け止めること、そして悩んだらそれを素直に相手に伝えること。
“一緒に”乗り越えようとする心が、ふたりの結びつきを強くします。
幸せな恋愛ができる人は、「お互いさま」を忘れません。
怖くなったら、それだけ相手のことが好きなのだと思い、自分からも手を伸ばす勇気を持っていたいですね。
さいごに
幸せな恋愛をしている人には、愛情を受け入れてもらうことだけでなく、その人を愛する自分が好き、という自信があります。
相手任せではなく、自分からも積極的に行動するのが幸せな恋愛には欠かせません。
好きな人ができたら、受け身ではなくみずからが能動的であることを心がけたいですね。
(ひろた かおり/ライター)