もわんと蒸し暑い日本の夏。湿度が高いと臭いの元となる菌も発生しやすく、体臭にも気を使いますよね。
最近では、臭いにより周囲を不快にさせることを指す「スメルハラスメント」という言葉もあるります。
しかし、体臭においては自分でも気が付きにくく、不本意に悪臭を放っている場合がほとんどです。
周囲の人も、なかなか指摘しずらいのも事実。
自分の体臭チェック
他の人の家に行った時や、他の人の洋服のニオイを嗅いだ時に「あれ?なんかニオイがウチと違う? 」と感じることもあるでしょう。
しかし、自分で自分の体臭は分かりにくいものです。
自分の体臭チェック1
1.1日着用した洋服をお風呂の前にビニール袋に入れる。
2.お風呂に入り、汗やニオイを清潔にする。
3.お風呂から出て、ビニール袋に入った洋服のニオイを嗅ぐ。
自分の体臭チェック方法2
脇の下にテッシュやサランラップを数時間挟んでおく。
数時間後にそのニオイを嗅ぐ。
自分の体臭チェック方法3
自分の寝た枕のニオイ、靴のニオイを嗅ぐ。
体臭予防1 朝シャン
寝ている間にも大量の汗をかいています。
ニオイ菌は、汗や皮膚の汚れから発生するので、夜、お風呂に入っていても、起きてからシャワーを浴びて身体を清潔にすることで、その日、1日の体臭予防になります。
体臭予防2 新陳代謝を上げる
体臭の原因として、汗や汚れに菌が繁殖してニオうものと、自分の体内からニオうものがあります。
例えば、お酒を呑んだ翌日になんとなくまだアルコールくさい、喫煙者の口臭。
ニンニクやニラなどニオイのきつい食べ物を食べた翌日。
など、体内にたまった悪臭を改善するには、沢山、汗をかき、新陳代謝を上げ、デトックスをすることです。
30分以上のランニングやお風呂に10分~15分浸かる方法がオススメです。
同時に、ストレス発散にもなりますので、ストレス臭の予防にもなります。
体臭予防3 食生活改善
腸内環境が悪いと、悪玉菌などニオイの原因となる物質が、腸から血管に入り体臭の原因となります。
体臭を引き起こしやすい食べ物
アルコール、ニンニク、肉類、乳製品。
ジャンクフードなど、添加物の多い食品。
体臭を防ぐ食べ物
緑黄色野菜、海藻、梅干し、大豆、キノコ、トウモロコシ、白魚。
脇の臭い
半袖、ノースリーブと夏になると露出部分が増え、脇のニオイも気になります。
若い頃は無臭だった人でも、食生活の変化、不規則な生活、ストレスなどから突然、脇がニオイ出した! 片方の脇だけニオイが強烈! という緊急事態に陥る大人女性も少なくありません。
勿論、ひどいワキガで悩んでいる人は専門の治療を受けるという手段もありますが、そこまでではないけれど、ニオイが気になる人は自分で体臭対策をすることで、なんとかなる場合もあります。
また治療の必要なワキガの場合は、遺伝の場合がほとんどだそうです。
脇の臭い対策
デオドラントシートなどでこまめに脇の下を清潔に保つ。
通気性の良い素材の服にする。
制汗剤を使用。
頭皮の臭い対策
ズバリ正しくシャンプーをする。
スカルプシャンプーや加齢臭シャンプー、頭皮ブラシなど専門の製品を使用。
すすぎは洗った時間の2倍。
髪の毛を濡れたままにしない。
枕カバーを頻繁に洗い、寝具を清潔に保つ。
整髪料を頭皮につけないようにする。
足の臭い対策
足の爪を清潔に保つ。爪の隙間に入ったゴミはニオイの原因となる。
足の角質を取る。
靴は2~3足以上を履き回し、1日履いた靴は消臭対策をして休ませる。
靴を脱いだ時に片足2枚の十円玉を入れる。銅イオンには殺菌効果がある。
消臭スプレーや、手作り重曹スプレーなどでお手入れ。
靴下やストッキングは通気性の良い素材を選ぶ。ウールは綿より通気性が良い。
汗をかいたら靴下を履き替える。
まとめ
夏の体臭対策でしたが、汗やニオイ菌の繁殖による体臭の他にも、ストレス臭、加齢臭、ダイエット臭など、ニオイの原因は様々です。
体臭を気にし過ぎて、ストレスになると本末転倒です。
身の回りを清潔に保ち、食事、運動と健康な生活を心掛けて、体臭のことをあまり悩み過ぎないのも体臭対策のひとつでしょう。
(キタミカ/ライター)