カナウ

2021.07.10(Sat)

これが今の常識!後輩から慕われる第7世代の神上司になるには

30代中盤以降の世代だと体感されていると思うのですが、新卒のころは会社内でのパワハラやセクハラ、いじめは日常茶飯事。

ホワイト企業なんて今よりも少数派で、幻の存在でした。

新人時代をそんな劣悪な環境で過ごしてきたため、当時のやり方を無意識に現代の新入社員たちにもおしつけがちですが、それは絶対にやってはいけません。

ここ10年くらいで社会人の働く環境は一変。まだまだ働き方改革が100%行われているとは思いませんが、徐々に社会状況も変わってきています。

当時当たり前に行われていたことが、今の20代たちにとっては絶対にありえない行為……。なんてことはざらにあります。

そこで今回は、後輩から慕われる上司になるために絶対やってはいけないことをお伝えしていきたいと思います。

これを押さえておかないと、知らない間に「ブラック上司」というレッテルを貼られてしまうかもしれませんよ!

基本的に飲み会はNG

会社での歓迎会や納会、忘年会、新年会など、かつては社内行事として飲み会が多数開催されることが当たり前でした。
いまだに社員旅行なんてある会社もあるそうです。
さらに、全体的な飲み会ではなくても、個人的に上司に飲みに連れて行かれるなどもありましたね。
しかし、若者たちにとってこれらの飲み会の存在意義は理解されていません。
なぜ、プライベートを削って、給料も発生しないのに上司と飲みにいかなくてはいかないのか? 彼らは感覚的にそのように考えています。
冷静に考えれば過去の風習が異常で、彼らの考えが正論であることは間違いありません。
「仕事で助けてもらったお礼にご飯をご馳走」というのもNGです。
「そもそも酒を飲む意味がわからない」なんていう意見もあります。
もし後輩たちを飲みに誘いたいのならば、慎重に相手との距離感親密度を考えてみてください。相手に無理をさせていないか、社内の何気ない会話でちゃんと盛り上がっているか、楽しそうにいしているか? など。
それらをクリアしたあとに誘ってみましょう。

最低限の身だしなみを

当たり前のことなのですが、男女問わず、だらしない風体の先輩は後輩の誰からも慕われません。
そればかりか、陰口の格好の餌食になります。
今一度、体臭、服装、鼻毛などの身だしなみを確認してみてください。
これらが崩壊していると、いくら仕事ができようが、優しく接していようが慕われることはありません。
後輩から慕われる状態というのは、「あの先輩のようになりたい」という目標としての存在感が必要とされてくるのです。

感情はなるべく出さない

後輩が会社に打撃を与えるようなミスをした……。
こんなとき、あなたならどうしますか?「てめえ何やってんだ!?」「クビにするぞ馬鹿野郎!」我々が入社したころならこのように罵倒されても何もおかしくありませんでした。
が、現代ではもちろん御法度。
基本的に人前で大声を出すなど、ありえない行為なのです。欧州ではそんなことをしたらすぐにその怒鳴った人が病院に連れていかれる。
なんていう話を聞いたことがあります。
後輩がミスをしたときも冷静に、後輩のメンタルを考えながら対処しましょう。
ときには叱ることも必要ですが、決して怒鳴ったり自分の感情を押し付けるようなことをしてはいけません。
面倒くさいからと、ここで叱らずにスルーをしてしまうと、「あの先輩の前では何をしても大丈夫」ということでこの先、慕われることなく舐められ続けることになるかもしれないで要注意。

業務時間外に連絡をしない

もし終業後に伝え漏れていたことを思い出したとしても、すぐに連絡をしてはいけません。
先ほども述べたように、若い世代の社会人たちは、プライベートと仕事をしっかりと分けて生きています。
終業後、友達と恋人などと過ごしている時間に先輩から業務連絡がきたら、その楽しい時間は一気にぶち壊しです。
というか、あなたが彼らの楽しい時間をぶち壊したことになるのです。
不規則な業務形態をとっている企業だったとしても、深夜遅くなってからの後輩への連絡は禁止事項です。
翌朝、改めて連絡しましょう。

さいごに

「それはストレスを与えない先輩なだけじゃないか?」そう思われる読者の方もいるかもしれません。
しかし、年齢の差を超えて慕われるということは、そもそもかなりハードルの高いことなのです。
従って、まずは無味無臭になることがスタート地点なのです。
また、世代的に、若い頃は先輩にいいように使えわれて、今は後輩に気を使いながら働かなくてはならいという、なんとも損をしている世代だと私も思います。
しかし、だからこそこれ以上余計な軋轢を生み出すのではなく、後輩ともうまく付き合いながら、なるべくストレスを貯めずに働いていくべきだと私は思います。
(吉田ヨシヲ/ライター)

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