血液型のなかで人気のイメージがあるO型。
しかし、その実情について知っている人は、意外と少ないのでは。
O型はおおらかで、聞き上手といわれていますが、実はB型以上に頑固といわれる、意外なギャップも持ち合わせています。
今回は、O型の基本性格と裏性格について迫ってみました。
穏やかなリアリスト
よくO型は聞き上手といわれます。
女性の話にも「うんうん」と頷いて話を聞くことから、相手にとっては安心感を抱き、落ち着いた男性として好印象に思うことも多いでしょう。
しかし、O型は相手の話を聞いているようで、実は相手の情報を仕入れているだけなのです。本人にハッキリとした意図はありませんが、自然とそうした姿勢を取っているようです。
O型が自分の本音をあまり語らないのも、そのためです。
自分の話をするよりも、まずは相手の話に耳を傾けることで、状況を把握しようとします。
O型が常に冷静で落ち着いた性格に映るのも、O型のこうした思考回路が関係しています。現状をいち早くキャッチし、物事を的確に判断するO型は、リーダーシップを発揮しやすいです。
それこそ、社長に最も多いのはO型といわれるのも、こうした姿勢によるものでしょう。
見た目の印象はおおらかに映りますが、内面は意外とリアリストなのです。
彼らの本音はどこにある?
O型は人当たりのいい血液型です。
これは聞き上手であることもしかり、相手の意見を拒否せず、受け入れながら同調する姿勢が、そう思わせるのでしょう。
しかし、O型はB型以上に頑固者ともいわれます。同調しているように見えても、意外と心のなかでは、自分の意見を持っていることが多いのです。
しかも、その意見を頑なに変えようとしないため、あとになって「でも、自分はあの人、嫌いじゃないんだよね」と、周りをビックリさせることも珍しくありません。
当人にとっては、周りの意見を聞いてから自分の意見を言おうと思っているため、悪意があるわけではないのです。
O型は本音を見せることをしない血液型ですが、それは本音が見えづらい血液型ともいえるかもしれません。
決して裏表があるわけではなく、本人の冷静で落ち着いた性格もあいまって、周りに自分の本音が見えづらくなっているのでしょう。
冷静なO型は、意外と短気?
O型は冷静で落ち着いた性格です。感情的に動くことは少なく、感情に流されることも少ないです。
その姿勢は、怒るときも非常に顕著です。
たとえカッとなっても、怒鳴る前に周りの様子を伺って、怒りをあらわにしていいか、冷静に状況を判断できるほどです。
おそらく、もう一人の自分がいて、客観視できる目を持っているのでしょう。
またO型は穏やかそうに見えて、意外と気の短い人も実は多いようです。
感情を表に出さない分、理性を働かせているため、短気なように見えない可能性も――。
感情を抑えるために、怒りや不安をほかのことで紛らわしていることも多いといわれています。
おわりに
いかがでしたか。ちょっと意外に感じられた人も多いのでは?
ひと際人気が高いO型ですが、イメージと違って、中身は意外なものが多いのです。
好きな人がO型だった場合は、「こうした一面もあるかもしれない」と踏んで、距離を図ってみてはいかがでしょうか。
(柚木深つばさ/ライター)
【参考文献】
『気になることが全部わかる!怖いくらい当たる「血液型」の本』長田時彦(三笠書房)