9月7日はおとめ座新月です。
夏の終わりが見えてくる時期ですが、自分の身の周りでも“まとめ”が必要になるかもしれません。
今回の新月がどんな影響をもたらすのか詳しく見ていきます。
おとめ座~調整の新月
おとめ座は「整えること」が得意な星座です。
新月を境に中途半端な状況が整理されたり、片付く目途が立ったりするでしょう。
今は世の中的にも混とんとしやすくなっていますが、仕事や人間関係、恋愛、婚活のゆくえが見えるようになるはず。
信じるべき情報や大切な人と会えるタイミングもハッキリしてくるかもしれません。
また、おとめ座は「メンテナンス、治療」をあらわす星座でもあるので、夏バテや体調不良を抱える人は自分の身体とじっくり向き合って。
健康不安を手放す術が見つかるでしょう。
現実を動かす『地のグランドトライン』
今回のおとめ座新月は「仕事・社会的な活動や人間関係」をあらわす10ハウスで起こり、おうし座の天王星、やぎ座の冥王星とはグランドトラインを形作ります。
グランドトラインは3つの星が調和した角度を取って、物事がスムーズに運びやすくなる状態です。
また、おうし座・おとめ座・やぎ座は現実的な地の星座で、具体的な行動を促すでしょう。
頭で考えるだけでなく、アクションを起こすことで仕事やライフワークに進展があるはずです。
そして運命の歯車を回すきっかけを作るのは、うお座の海王星。
「直感、無意識、理想」をあらわす海王星は、「楽しみ・自己表現・恋愛」をあらわす5ハウスに位置するので、ピンと来たことはすぐに行動に移すといいですし、理屈より好みを大切にして素直なアピールを心がけましょう。
きっかけは曖昧で根拠がなくても、自分のアイデアや意見をキチンと発信・提案することが大事です。
浄化の流れに乗る
おとめ座は調整の星座とすでにお伝えしましたが、ネガティブ感情や悪いジンクスを断ち切ることも得意です。
もし、仕事がうまくいっていなかったり、周囲から誤解されたりマイナス評価をもらったりするなら、良くない流れをバッサリ斬って浄化しましょう。
ヒントになるのは、「普段あまり絡みのない人」と「マメに情報収集すること」。
自分とは価値観が違う人と話すとか、噂話ではなく正しい情報を突きとめることが重要です。
現状維持を望まないほうが苦境を脱しやすいでしょう。
視野は広く、清く、正しく
今回、新月が起こる角度は、「清廉潔白で常識的、正論で堂々と」というイメージを持ちます。
そして、新月とグランドトラインを作る天王星、冥王星は世の中全体に影響をもたらす星で、想像以上にスケールの大きな流れに揉まれそうです。
きっかけは誰かが発した言葉や、ニュースサイトで見かけた記事であっても、その後ろには時代を的確にとらえた運気の波があります。
おとめ座新月では、個人の意志や感情よりも世界の動きに注目するといいかもしれません。
たとえば副業を始める場合、自分が好きなことをビジネスにするよりは、世間のニーズをリサーチしてから決めたほうがいいでしょう。
「始めてみたはいいけれど、全然稼げない」という状況を回避できるはずです。
また、「自分さえ良ければいい」という利己的な考え方も、みずから不運を招き入れることになるので気をつけて。
種まきをして準備を進める
新月は新しいことを始めるのに良いタイミングですが、7日のおとめ座新月は行動してすぐに結果が出るのではありません。
新月に絡む星すべてが逆行中なので、「種まき・準備・計画」といった意味合いが強くなります。
ただ、9月で段取りをしっかり組んでおけば、10月の半ばには先の見通しが立ってくるでしょう。思いどおりの状況を実現できるはずです。
転職や異動、副業、引っ越しなどを考えている人は余裕を持ったスケジュールを立てて動くと良さそうです。
(沙木貴咲/占い師)