石原 有起
2014.10.01(Wed)
素肌美の鍵は、フルラインで保湿することにあり。 季節の変わり目こそスキンケアはシリーズ使いを始めるチャンス!
先日も、ある雑誌で“塗っているのに、まるで塗っていないような素肌感に見せる”ベースメイクの美容企画に携わったところですが、取材を行うたび、“ベースメイクが薄くなればなるほど、どんどん素の美しさが問われる時代になってきている”と、実感する毎日。
しかし、とくに秋のはじまりは急な乾燥を感じることが多く、一見すると潤っているように見えていても、内部が乾燥している肌状態“インナードライ肌”に陥りがち。夏のリゾートの紫外線によって肌を酷使していた方にとっては、耳の痛いお話かもしれません。
肌は乾燥がひどくなると、これ以上肌の水分を逃がさないように、逆に皮脂をたくさん分泌してしまいます…。これが、肌表面のベタつきの正体。しかし、このメカニズムによって肌がベタついた場合も、オイリー肌(脂性肌)だと勘違いしやすいため、過剰に洗顔をしたり、クリームの使用を避けたり、間違ったケアをして症状を悪化させてしまいがちに。
紫外線やエアコンはインナードライ肌を加速させる要因として知られていますが、季節の変わり目の時季は、肌がなかなか気候に対応できず、表面は皮脂でべたついているのに、内部は砂漠状態になりやすいもの。私の場合は、この時季、とくに生理中に肌の水分・油分のバランスの崩れを感じやすいため、普段以上に素肌の状態に気を配っています。生理前から生理期間中はホルモンバランスが崩れやすいですから。
ケアのポイントは、やはり与えるスキンケアのフルラインで保湿すること。化粧水をたっぷりと使って水分を補給した後は、乳液やクリームなどの油分でフタをして、潤いの蒸発を防ぎましょう。ただ、ごわついた肌に油分だけを与えてもなかなか浸透しないため、アイテムの浸透性や順番を意識してケアの効果を高めましょう。スキンケアは、シリーズ使いが美肌への近道です。
ベースメイク後の肌をナチュラルな美しさに仕上げるためには、なおさら“素肌の美しさ”が必須事項。肌トラブルが起こりやすくなるこの時季こそ、与えるアイテムをトータルで使って保湿の徹底を心掛けましょう。
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