夫も妻も不倫している家庭は少なくないようですが、夫婦関係を続けていることに疑問を持ってしまう人もいることでしょう。
なぜ今のパートナーとは別れず、既婚者同士で不倫関係に至ってしまうのでしょうか。W不倫が始まる経緯を探ります。
1:不倫の愚痴や相談から恋仲に発展
「旦那と不倫のことでぶつかり喧嘩をしたんです。会社に奥さんのことが大好きな同僚がいて、この人なら二人で呑んでも安心と思って、不倫をどうにかしたくて愚痴を聞いてもらいに居酒屋に行ったんです。
そうしたらすごく優しく話を聞いてくれて、なんか私泣いちゃったんですよ。『もっと吐き出した方がいいよ。いくらでも聞くよ』って静かなバーでまた更に聞いてくれたんです。『ヨシヨシ。大変だったね』って頭をなでなでされて。
旦那に腹を立てていたから同僚がすごく素敵に感じて誘われるがままホテルに行ってしまいました。そっから、『彼もしてるんだから』と自己肯定して不倫関係に。後で聞くと涙にやられたと言ってました……」(38歳・女性)
2:道を聞いた時に目があったから
「身近であったW不倫で驚いたのは、道を聞いた時に『目がしっかりあったから』不倫になったというケース。
その不倫カップルは二人ともお子さんは大きくて、大学受験も終わった年齢の方達です。そんな歳でも、目があった途端に落雷に当たったかのように双方惹き込まれW不倫に至ったりします。
恋に落ちる瞬間はほんの一瞬なのかもしれません。子供が自立しているというのも、不倫のハードルを下げているようです。でも、子供には親がいるので離婚にまでは至りません」(47歳・女性)
3:スポーツクラブで意気投合して
「不倫が始まりやすい場所ってあると思うんですよね。うちの場合だと、近場のスポーツクラブ。
最初は運動不足になった奥さんや旦那さんが体を動かすために参加するのですが、団体戦なのでメンバー間で心の距離がぐっと近づいて行きます。
個人的に仲良くなったら、家庭で居場所がない寂しさやレス問題、仮面夫婦になっている悩みなどの話題になることもあるんじゃないですか?寂しいもの同士、心を埋めるかのように不倫に至ることがあります」(35歳・女性)
4:お金さえ稼げばいいと言われて
「男なので、セクシーな女性などに惹かれてしまうことがあるのは仕方ないと思います。そこをいかに自制し、家庭へ貢献したり妻や子を裏切らないか、が大事なんじゃないでしょうか。
そう思いながら妻と20年以上を過ごしましたが、収入の少なさで喧嘩になった時に、『あんたはお金を稼いで家を支えてくれさえすればいいから』と冷たく言われました。
金目当てかよっていうショックと同時に、家に金さえいれば何をしてもいいんだなという冷めた気持ちになりました。だから、愛を求めて不倫に走りました」(49歳・男性)
まとめ
寂しさから、子供が自立した後に訪れた恋心など、潜在的に不倫につながる要因を秘めていることは少なくないようです。
その気持ちが消化されるきっかけができてしまい、「不倫をしても良いのではないか」という甘い考えが生まれると、不倫につながってしまうのかもしれませんね。
(神崎なつめ/ライター)