本当はつらいはずなのに彼の前で「大丈夫」と言ってしまう……。
本当に大丈夫なら2人にとって問題はありませんが、後から彼に対して八つ当たりしているなら、それはひとりで空回りしてしまっているのと変わりません。
寂しい気持ちを上手にコントロールできるように、今までの行動を振り返ってみましょう。
生理前に入るたびに「別れて」と言ってしまう
知り合いの女性はバリバリのキャリア系女子。
フリーランスとしても働き、日中はデイワークをこなし毎月、一定の収入を得ています。
彼女には長年学生時代から付き合っていたパートナーがいましたが、生理前に入るたびにPMSの症状をコントロールできずに結局彼に対して「別れてほしい!」と繰り返し伝えていました。
冷静になってみると、失礼なことを言い過ぎたと反省しますが、次の月には同じことを繰り返してしまいます。
彼女からしてみれば普段彼に対して我慢していることが爆発しているだけなのですが、彼にとっては毎月「別れて!」と言われることに限界を感じ始めていたようです。
結局2人は破局し、彼女は新しく恋をすることさえも今は諦めてしまっています。
眠れなくて彼からの連絡が止まると何度もLINEを送ってしまう
「感情が不安定」は、メリットに変換すると感性がそれだけ豊かでしかもその感性が仕事に活かすことができているなら何も問題はありません。
ところが寂しくなるたびに感情が爆発し、さらにはおさえきれないなら、彼も相当ストレスが溜まっているでしょう。
とくに夜は感情的になりやすく、気持ちを落ち着かせないままLINEを送ってしまったことで後悔した経験は、きっと誰にでもあるはずです。
彼が眠ってしまったにもかかわらず、何とか起こそうと立て続けにLINEを送ってみる。それでも起きなければ電話をかけてしまう……。
きっとそんな行動が許されるのは20代半ばあたりまで。
30代に入っても20代と変わらない態度をとっていたら、彼はいい加減我慢できなくなります。
悩みが多すぎて心の整理が追いつかず一人で抱えていたら結局八つ当たり
悩みが多すぎて抱えきれないときは誰かに助けを求めることが一番です。
もしかしたら今すごく悩んでいるこの状態も視点を変えれば悩みではなく、一歩ずつでも進んでいる状態なのかもしれません。
客観的な視点があきらかに必要なら、彼にはありのままに悩みを打ち明けることが大切です。
たとえ彼が理解しきれず的確な意見をもらえなかったとしても、誰かに話すことで心は落ち着いてきます。
寂しい、悲しい、切ない、苦しい……ネガティブな感情を抱えすぎて最終的には彼に八つ当たりするなら、最初から伝えておけばいいんです。
空回りしたら、ありのままの自分を優しく受け止めて
最初は寂しい気持ちだけだったはずなのに、モヤモヤしているうちに寂しさが怒りへと変わり、さらには切なさや苦しさも加わって、気づいたときにはひとりで空回りしてしまった後かもしれません。
寂しさを完全にコントロールするのは難しいでしょう。
ただ同じことを繰り返していつか誰かを傷つけないように、メンタルをコントロールする方法や習慣は自分なりに研究することが、きっと幸せな恋愛へと繋がります。
(山口恵理香/ライター)