「社内恋愛」に憧れを抱いている人もいるかもしれませんが、必ずしも楽しいだけではありません。職場という環境における恋愛は、いい点も悪い点も色々とあるのは事実です。
そういったデメリットをしっかりと理解したうえで職場恋愛に臨まないと、恋人、そして仕事場ともにいい関係性を続けていくのは難しいかもしれません。
そこで今回は、同僚と「社内恋愛」をすることのメリット・デメリットについてご紹介していきたいと思います。
「予定」を合わせやすい
「お互いのスケジュールも知っているし、忙しさの度合いもなんとなく把握しているから、いつなら都合がいいかとかは詳しく話さなくてもわかるかもしれない」(20代・女性・IT)
社内恋愛のいちばんのメリットとも言えるのが、ふたりの予定を合わせやすいこと。
仕事の状況が詳しくわかるので、うまく時間を調整すれば、仕事帰りに食事デートだってできるでしょう。
逆にどちらかが忙しいときは、無理に会おうとするようなことがなくなるのも、いい関係性を築いていける大きなポイントのひとつですよ。
「信頼」が深まる
「同じ職場の中にずっといるから、変な疑いとかは生まれにくいです。とてもじゃないけど、浮気とかができる状況にはないですからね」(30代・男性・営業)
一緒にいる時間が長い分、お互いに対する信頼度はかなり深まっていくはず。
どこで何をしているのかが常にわかる状態なので、おかしな不安や誤解などは生じにくいです。
また、仕事への愚痴やストレス、相談や悩みなどを随時共有できるので、気づいたらかけがえのない存在にもなっていることでしょう。
「隠す」のが大変
「ほかの社員の人たちにバレないように隠すのが、めちゃくちゃ大変です。それに疲れ果てて付き合うこと自体をやめちゃった経験があります」(30代・女性・出版)
とてもオープンな会社じゃない限り、社内恋愛をしていることは隠さなければいけないケースが多いでしょう。
初めはそのドキドキ感が刺激になる場合もあるかもしれませんが、やはり次第に面倒になってくるもの。
常にコソコソと行動をしなくてはいけないのもストレスになりやすいので、いつまでもずっと隠し続けるのは難しいかもしれませんね。
「公私混同」しやすい
「会社の中でもちょっとイチャついてこられたりすると、さすがにやめてくれって思います。そこはちゃんと気持ちを切り替えてくれないと困りますね…」(20代・男性・不動産)
社内恋愛をするうえで、もっとも注意をしなければいけないのが、公私混同をしてしまうこと。
プライベートでの喧嘩を職場に持ち込んだり、ちょっとしたことで嫉妬をあらわにしたりすると、仕事に支障をきたす可能性も……。
それでは周囲の人たちにも迷惑をかけるだけなので、付き合う前にそこはふたりでしっかりと話し合っておくべきですよ。
さいごに
「社内恋愛」は、一緒にいる時間が長いからこそ、メリットもデメリットも生じるもの。
両方をお互いに理解したうえで付き合えると、揉め事などが起こることは減っていくはずですよ。
(山田周平/ライター)