恋は道連れ、世は情け……。一人でいるよりも、二番目でもいいから彼氏がいれば、身も心も満たされると思っている女性は多いのではないでしょうか。でも二番目の立ち位置で本当に納得している人はいないはず。できれば早く二番目の女から脱却したいと考える女性も多いでしょう。
彼女もちの男性を振り向かせて本気にさせるにはどうすればいいのか?男性心理で考え、男性目線で紹介します。
1.「二番目でもいい」はNG!
二番目に甘んじる女性というのは、本心では二番目が嫌でも「二番目でもいいから一緒にいたい」と思ってしまいます。
正直なところ、複数の女性と付き合いたい男性にとっては、それほど都合の良い女性はいないのです。二番目の彼女を労わりながらも、心の中では残酷に「ラッキー!」と叫んでいることでしょう。恋は惚れたら負け…などと言いますが、確かにそれは一理あり、惚れているほうが下手になりやすいといえます。苦汁をなめるのはやはり、惚れたほうばかりなのです。
彼女もちの男性を好きになったのは仕方がありませんし、「好き」という感情を捨てるには時間もかかるでしょう。別れるという決断をせず、二番目から本命彼女への昇格を目指すなら、あくまでも「二番目は嫌」という信念をもつことが大切です。当然ですが、彼に「彼女とはいつ別れるのか?」などと問い詰め、都合の悪いオンナに徹しなくてはいけません。
また彼に彼女と別れるつもりは一切なく、ただ肉体的な快楽のためだけに都合のいい二番目の彼女を欲していただけなら、別れを切り出される可能性もあるでしょう。そうなれば、あなたは彼の欲望を満たすためだけに一緒にいただけということ。それほどプライドを傷つけられても、まだ一緒にいたいですか?女としての意地はどこにありますか?
まずは腹をくくって、彼の反応次第では別れも視野に入れて行動しましょう。
2.本命彼女以上のメリットを感じさせる
彼が本命彼女に対して“本気”ではなくなる場合、男性は合理的な生き物なので、メリット・デメリットから新しい彼女を決めることもあります。
料理がうまい、尽くしてくれる、自分に一途で言うことはなんでも聞く……もしもこんな女性が自分を好いてくれているなら、二番目に位置づけているのはもったいないと思うはずです。
ただ本命の彼女になる女性というのは、上記とはまったく似ても似つかないタイプであることが多く、それが男性の不可思議なところでもあります。
つまり男性は、女性ほど条件に固執して恋人を選びません。そのため必ずしもメリットだけでは判断はしないともいえます。また、ちょっとダメなところがある女性ほど守りたい、そばにいたい、追いかけたい、といった衝動にかられるもの。本命以上のメリットを感じさせても、必ず本命に昇格できるとは言えないのが難しいところです。彼の本命になるためには、運とタイミングもあると考えるといいかもしれませんね。
3.「いいオンナ」になるだけでは落とせない
「いいオンナ」になるだけでは、情を抱いている相手…つまり、本命彼女には勝てません。
これをどう覆すか……本命彼女よりもさらに情に訴えかけるという手もありますが、普通は二番目よりも本命彼女のほうが交際期間は長いもの。男性の中には「一緒にいた時間」をなにより重要視する人も少なくないのです。
あくまで、したたかに振る舞うのも一つの手。ですが、たとえば彼を二番目のオトコと位置づけるか、あるいは都合のいいオトコと位置づけて、ほかにも彼氏を作るとか。そうして彼の追いかけたい精神に火をつけられたら、本命に昇格できる可能性は高まりますが、その確率はけっして高くはないでしょう。
二番目から本命彼女に昇格するのは本当に難しく、とくに彼が現在の本命彼女に情を抱いているケースでは非常に難しいのが実情です。ただし、いくら本命彼女に情を感じていても、浮気をしているワケですから、本命に貞操を尽くすという信念が男性側にないのは事実。崩せる余地は必ずあります。
彼女ありの彼と関係をもってしまったとき、彼があなたに表面上は夢中になっているのなら、燃え上がった気持ちが冷めないうちに彼女から略奪するのがベストでしょう。時間が経てば経つほど情がストッパーになり、彼はなかなか現在の本命と別れられなくなりますよ。
まとめ
二番目から本命彼女へ昇格するのは、簡単なことではありません。
とくに彼が現在の本命彼女に本気で、深い情を抱いているのなら、本命彼女の存在は難攻不落の城のようなもの。ただ絶対に崩せないワケではなく、崩すポイントが必ずあるので、そこを見極めて彼の弱い部分を狙うのが本命昇格への定石ですよ。
どれか一つを試すのではなく、あの手この手で複合的に攻めて、二番目の女から脱却しましょう。
(瀬戸 樹/ライター)
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