働き方が多様になり、フリーランスカップルや彼氏が起業家など、会社に雇われる働き方をしない人を身近に見かける機会が増えてきました。
もし家族や彼氏なら応援したいものですが、中には心から応援できない状況なことも……。
特に、結婚を前提とする彼氏なら、今後の自分の生活を懸念してしまうかもしれません。
どうやら、起業した彼氏に対し「これは失敗するな……」と頭を悩ませた人は少なくないようですよ。
1.動機が「人に頭を下げたくない」から
「私の彼氏は会社員でしたが周りの人に頭を下げることが嫌で会社を辞めました。自分で会社を作って社長になれば誰にも頭を下げなくていいと思ったみたいです。前職のツテを頼って土建業のひとり親方みたいな感じでやりはじめるんだと言いますが、人に頭を下げられない人が社長なんてできるわけないと思っていました。
案の定、偉そうに振る舞って嫌われて謝れず、最初はお情けでくれていた仕事もだんだん減り、また元の会社に面倒をみてもらうことになっていました。頭を下げることが格好悪いと思っている男性って小さいなと思います」(34歳・女性)
2.お金遣いが荒くて自己管理ができない
「元彼で何人か起業した人がいます。その中で、日頃からお金遣いが荒く、自己管理もできない男性が起業をするという話を聞いた時は『これは絶対に失敗するだろうな……』と思いました。
自分で自分のお金の管理もできない人が、会社を経営できるとは思えません。一方で、起業して成功している人は、経営について詳しくて自己管理がきちんとできる人でした。自分に厳しくないと、人の上に立てません」(37歳・女性)
3.起業=自由と思い込んでいる
「私の彼氏は小さい頃から起業することが夢で、ついに叶えました。私も最初は心から応援していたのですが、彼氏はなんと遊んでばかりの日々。起業は特に最初が肝心だと思っていた私は、そんな彼氏の姿を見て、きっと上手くいかないだろうなと思ってしまいました。自由を求めた結果、フリーターみたいな生活をしただけです。
起業願望がない私でも、事業計画を入念に詰めること、資金調達のためにプレゼンをすること、少しでも費用を浮かすために補助金を探すこと、など様々なことが浮かびます。『これしてみたら?』とでしゃばらない程度にいったことがありますが、『面倒』『しんどくね?』『自分のペースでやるから』の一点張り。起業が向いていない人の典型的なパターンだと思います」(26歳・女性)
まとめ
成功しそうもなくても見届けるか、彼女として全力でバックアップして裏の社長のような立場になるか、見切りをつけるか……。人それぞれでしょう。
いずれにしても、「これ失敗するな……」と、彼女の立場から見ても思うようでは、上手くいかないはずです。
「でも、もしかしたら」と期待しすぎず、早めに最悪の状況を考えた方が、のちのち都合が良いかもしれません。
それでもし成功したなら、「杞憂(きゆう)だった」と笑えば良いのですから。
(神崎なつめ/ライター)