興味のない相手からのデートを堂々と断れる人はごく少数です。
大体の人は、「今日はちょっと忙しくて」「資格の勉強に専念していて」と、次があるように匂わせながらも、絶対に次がない断り方をします。
あまりにも定番な断り方になりすぎたため、そろそろ鈍い人も「ああ、お断りなんだな」と思うことが増えてきたのではないでしょうか。
しかし逆に、もし本当に忙しくて行けないなら、次があるのに伝わらないことになってしまいます。
どのような断り方をすれば、次につながるでしょうか?
1.素直に気持ちを伝えて代案を出す
「誘われてすごく嬉しいことを伝えましょう。行きたくて仕方がないけどどうしても外せない用事があることを伝えましょう。また必ず誘って欲しいことを伝えましょう。
私なら『誘ってくれて嬉しい。だけどどうしても外せない仕事があって……。また誘って欲しいです。水曜日か木曜日なら急でも都合つけやすです』と、具体的に大丈夫そうなタイミングもお伝えしちゃいます。その方が社交辞令と思われるリスクも減りますから」(25歳・女性)
誘われて嬉しいこと、今回はどうしても都合がつかないこと、都合の良いタイミングなどを伝えてみてはどうでしょう。
あまりにも長すぎるのも問題ですが、社交辞令と思われないように、丁寧すぎるくらいの断り方で良いかもしれません。
2.仕事が嘘でないとわかる文章にする
「本当に仕事だったとしても、仕事は断る際に使いがちな理由なため、言い方次第では嘘だと思われてしまう可能性もあります。そのため、本当は行きたい気持ちがあることを伝えることが重要です。
『ごめん、その日は仕事で……』と断った後に『でも、その仕事がうまくいったらデートしてくれる?』などと自分から次のデートを提案すると、相手も脈ナシには感じないでしょう」(32歳・女性)
仕事休みが安定しない、繁忙期に入ってしまったなど、すぐに代案を立てられない状況の時に有効です。
「もう少しで繁忙期も抜けそう!」など、時間がある時に進捗報告などをすると、「楽しみにしてくれているんだな」と伝わるとともに、彼と距離を縮めやすいのではないでしょうか。
好きな人が応援してくれたら、仕事のモチペーションも上がりそうですね。
3.友達に協力してもらう
「大学生の頃から好きな人にデートに誘われたのに、仕事で断るしか無かったときがあったんです。よりによって、普段はない休日出勤。仕事って言っても信じてもらえなそう……。せっかくいい雰囲気になってきたのに、チャンスが無くなってしまうのは嫌だったんです。状況が状況なだけに、どんなことを言っても、もしかしたらもう誘われないかも、と泣きそうでした。
共通の友達に相談したら、『すっごく楽しみにしてたみたいで、半泣きでワロタ』と勝手にLINEしていたようです。恥ずかしかったけれど、友達なりに手を貸してくれたんだと思います、次につながりました」(27歳・女性)
「ウィンザー効果」という心理学用語があります。第三者から伝わった方が信憑性が増す心理のことです。困った時は、周りに協力を求めてみても良いかもしれませんね。
まとめ
本当に残念な思いを誠心誠意伝えれば相手にも伝わるはず。
文章だとニュアンスが伝わりにくいことがあるため、電話を気軽にかけられる関係性なら、電話をしてみても良いのではないでしょうか。
(神崎なつめ/ライター)