新しい職場に新しい人間関係など、新生活は出会いが多いのが特徴です。
初対面で印象を悪くしてしまうと、その後の関係がスムーズにいかなかったり仕事に影響が出たり、大変な思いをするかもしれません。
第一印象はこれからのお付き合いを左右する大事なことだからこそ、しっかり考えるのが肝心。
第一印象を良くする方法について、ご紹介します。
「笑顔で挨拶」がベスト
どんな場面でも、自分から挨拶をする人が良い印象を残します。
「相手が挨拶をしてきたら返そう」と受け身でいると、引っ込み思案や無愛想と思われることもあり、いずれ誰からも声をかけられないなんてことも。
「おはようございます」「こんにちは」と笑顔で口にできる女性は、親近感が持てて相手も挨拶を返しやすく、そこから会話が続いたり別の日に顔を合わせても同じように言葉を交わせたり、楽しいコミュニケーションが続きます。
自分から挨拶をするのは勇気がいりますが、だからこそ自分からできる女性は魅力的。
「笑顔で挨拶する人」とポジティブな印象を持ってもらえると思いましょう。
自己紹介は最小限の「覚えてほしいこと」に絞る
初対面の人が集まると、必ず用意されるのが自己紹介の時間。
みんなに注目されるので緊張する人は多いですが、あれもこれも伝えなきゃと身構えてしまうのが原因です。
良い印象を残す自己紹介は、端的で覚えやすいのが特徴。
名前とどんな性格か、一番好きな趣味は何かなど、3~4つ程度の紹介が聞きやすいと思いましょう。
目立ちたいからと極端な嗜好を挙げてしまうと、いわゆる「スベる」状態になってしまいおかしな印象が残るものです。
ありきたりであっても、「私はこんな人です」とわかりやすく覚えてもらうことを考えたいですね。
ファッションは清潔感と「個性」も大切に
第一印象を良くするには清潔感のあるファッションが大切といいますが、シンプルすぎたり華やかさが欠けていたりする服では、かえって印象がぼやけがち。
無難なコーディネートでまとめたときでも、アクセサリーなどの小物類で個性を出すと「似合いますね」など会話のきっかけにもなり、おすすめです。
好印象を残す清潔感は、小さなところにも現れます。
爪は綺麗に切りそろえられているか、髪に枝毛は目立たないか、シューズはホコリをかぶっていないかなど、人の目が触れる箇所は細かくチェックしておきましょう。
会話は「自己開示」が重要
初対面の人と話すのは気が張りますが、「趣味は?」「どこら辺にお住まいですか?」など個人的なことを話すときは、自分から打ち明けるのがスムーズな会話のコツ。
「二年ほどランニングにハマっているのですが」「私は◯◯駅が最寄りなのですが」など、話せる範囲で先に自己開示すると、相手も同じように自分について返しやすくなります。
相手の情報に質問するのも親しくなる近道ですが、あまり根掘り葉掘り聞きすぎるのも「無礼な人だな」と思われるため、掘り下げるよりは「どういうところがお好きなのですか?」など相手が答えやすい聞き方を心がけると、良い雰囲気で会話が続くと思いましょう。
第一印象を気にするのは誰もが同じ
笑顔がこわばってしまったり言葉が出なかったり、緊張するといつも通りに振る舞うのは難しくなりますが、「自分だけじゃない」と思うと少しリラックスできるはずです。
緊張があっても、一生懸命話そうとする姿に人は魅力を覚えるもの、と思いたいですね。
(ひろた かおり/ライター)