30日のふたご座新月はワクワクしたムードを漂わせます。
そして、未だに人と密に関わりづらい今だからこそ、改めて注目したいテーマを教えてくれるでしょう。詳しく読み解いていきます。
「好き」を深掘りする新月
ふたご座は「知識・コミュニケーション・学び」を象徴する星座で、今回の新月は「好きなこと、趣味、楽しいもの」をあらわす第5ハウスで起こります。
これは、5月30日の新月には、「好きなことや楽しいと感じるものを深掘りして人とのつながりを充実させる」というテーマを意味しています。具体的には次のようなアクションを心がけるといいでしょう。
1.興味のある分野を真剣に学ぶ
2.好きなことが共通する人を集めて話す
3.途中で断念した習い事に再トライする
4.友人の誘いで新しい習い事を始める
5.ライバルを作って勉強や趣味をさらに充実させる
「面白そう」と思ってやってみたら思いのほかのめり込んだとか、仕事で生かせるスキルにつながった、あるいは信頼できる仲間ができたとか。
趣味や学びをきっかけにうれしい展開がありそうです。
ピンと来たらすぐに行動
新月を迎えて6月に入ったら、直感を大切にしてピンと来たらすぐに行動を起こすといいでしょう。
「うまくいくかどうか」「自分に合うかどうか」を考えてから……とのんびりしているとチャンスを逃すかもしれません。
というのも、新月が起こる第5ハウスにはふたご座の守護星・水星も滞在していて、5月末から6月半ばにかけてはふたご座色がいっそう際立つからなんです。
水星とふたご座のキーワードは「スピーディーで軽いフットワーク」なので、熟考や先延ばしは避けたほうがいいでしょう。
ただ、水星は逆行中で、今しばらくはうっかりミスや誤解が起きやすくなっています。
スクールやワークショップに参加するならお金を払う前に募集要項をチェックして、新しく知り合った人と話すならいきなりタメ口をきくのではなく敬語で挨拶するといいでしょう。
ノリ良く振る舞うことは意識しても、最低限の確認やマナーは守って雑にしないように。
ライバルが情熱をかき立てる
30日の新月をすぎたら、ライバルの存在を意識するといいでしょう。
楽しいことはひとりでも楽しいですが、仲間がいるともっと楽しくなります。また、何かを学ぶときは競争相手がいたほうがやる気が湧いてくるはずです。
新しい習い事をするなら友人を作って、趣味をさらに掘り下げるなら仲間と一緒に和気あいあいと。なあなあで慣れ合うより、真剣に意見をぶつけ合い、競い合える関係を築くと良さそうです。
これは、幸福の象徴である木星が、「身近な人間関係・コミュニケーション・学び」をあらわす第3ハウスから新月にポジティブなエネルギーを送るため。
木星はおひつじ座に滞在中で、そばにはおひつじ座の守護星・火星がピッタリ寄り添います。豊かな木星パワーとアクティブな火星ムードが交友関係を一段と盛り立ててくれるでしょう。
チャンスはどこからやってくるのか?
30日のふたご座新月が私たちに伝えたいのは、「新しい学びと人との交流を楽しんで」です。
このメッセージは2022年の折り返し地点を迎えるにあたり、チャンスのありかを今一度確かめることにもつながります。
幸せは何もないところからポコッと生まれるわけではありません。チャンスは人を介してやってくるもので、人とつながるには楽しさや学びを共有することが大切です。
コロナ禍も早3年目ですが、何のきっかけもなく人とつながることが難しい今だからこそ、趣味や習い事を通して出会いと友情に注目してみてください。
今までにない新しい可能性が見えてくるはずです。
(沙木貴咲/占い師)