みなさんは自分の会話術に自信がありますか?
繊細さんの中には、嫌われるのが怖くて口下手な人も多くいます。
人の気持ちを感じ過ぎたり、分かり過ぎたりすると、何を話したら相手の気分を害さないのかと考え過ぎてしまうのです。
そして、会話をしないと世の中的にはよく分からない人という扱いを受けやすく、キャラクターや性格を誤解されてしまい、人間関係でトラブルを招く恐れも。
嫌われるのを恐れて無口になってしまうのでなく、テクニックを身に付けて、人との会話やコミニケーションを楽しめるように無敵会話のテクニックをお伝えします。
1.会話の基本はキャッチボール
話を聞かなすぎるマシンガントークはご法度。
が、しかし。
聞いてるフリして聞いていない。
聞いてるようで返答内容がトンチンカン。
そんな会話のズレも嫌がられる原因になります。
聞かなすぎも、聞きすぎも良くありません。
理想的なのはお互いの会話量のバランス。
また、話す側でしたら、相手が返答しやすい会話をしかける。盛り上がりそうな話題を話す。
といった、さりげない気遣いも大切です。
聞く側になった時は、聞きながら会話内容について自分的な解釈をして、それを相手に伝えるというような意見交換の姿勢も重要です。
そうする事で、自然と会話のキャッチボールが生まれます。
また、話し上手な人の中には、会話内容に特に意味が無くても会話のキャッチボールが出来たりする人もいます。
それはヒップホップのラップバトルなようなもので、会話のテンポやリズムも入ってきます。
2.とにかく相手の話を聞くのは忘れずに
会話のキャッチボール技術を身に付けるには、まずは聞き上手になることです。
自分が会話下手だと自覚しているのであれば、あえてマシンガントークの人とも話してみても面白いかもしれません。
マシンガントークの人は、なかなかこちらが話すタイミングを与えてくれません。
更に言えば、あまり話を聞いていなくても話し続けていたりもします。
兎に角、話したいのです。
なので、こちらが会話下手であっても、あまり気にしないのがマシンガントークの人です。
そうなると、会話下手な人にとっては、気楽な気分になれるので、リラックスをして相槌をうったり、会話を聞いていても聞いていなくても、そのトーク術を学べます。
そうしているうちに、正月の餅つきのように、どのタイミングで会話の合いの手を入れればいいか分かってきます。
そうして、マシンガントークの人に、必要以上に気を使うことなく、会話の合いの手を入れられるようになれば、少しずつ会話のキャッチボールは生まれるかもしれません。
3.マニュアル通りのオウム返し作戦には要注意
よく会話術のマニュアルにある、オウム返し作戦は、聞き上手で好印象を与えるテクニックとして流通しています。
しかし、中にはこのオウム返し会話術に嫌悪感を抱く人もいるんです。
例えば、
「週末は家族でキャンプに行って、リフレッシュしたんですよ。」
「そうなんですね。キャンプでリフレッシュ出来て良かったですね。」
「それでね、ついついバーベキューで食べ過ぎまして、胃もたれですよ。」
「胃もたれとはお気の毒に。」
この様な会話は、少しアドリブも入ったオウム返しですが、これでは会話のキャッチボールになりません。
聞いてもらいたい欲が強い相手でしたら問題ありません。
しかし、相手にしっかりとした意見を求めるような会話のキャッチボールを重視している人にとっては、嫌悪感すら覚えます。
自分の会話の真似をして、聞いているフリをしてテンプレートのコピー会話だと感じるのです。
「胃もたれとは、お気の毒に。インドではクミンシードをお湯で煮て、氷を入れて飲むと胃痛が治ると言われていますよ。」
「そうなんですか?インドやスパイスにお詳しいんですね。」
「そうなんです。インドの伝統医学のアーユルベーダを少し勉強してるんです。」
という様に、相手の会話に関連する、自分の意見や経験も付け加えて話すことで、より深みのある会話のキャッチボールを楽しめます。
4.ウッカリ自慢話は控えめに
初デートの相手などに、少しでも自分の事を知ってもらいたくて、ついつい自分語りをしてしまう人もいますね。
自分語りは程々に。
度が過ぎたり、少しでも好印象を与えたくて見栄を張ってしまうと、気が付かないうちに単なる自慢話となってしまいます。
自慢話は嫌がられる会話のトップスリーに入ります。
さいごに
無敵会話術はいかがでしたか?
嫌われるのが怖い会話下手の繊細さんは、ときどき人間関係の中で損したりします。
大昔から人間は、噂話で他者を操り間接的な攻撃をしてきたそうです。
そうなると、どうしても口がうまい人が得をする世の中構造が出来てしまいます。
本当に賢く、人生経験が豊かな人は、噂で人を操るような人を見抜く事が出来ます。
しかし、多くの人々は噂話に翻弄されたりマインドコントロールされてしまうのが事実。
会話下手な繊細さんが、ズル賢く口の上手いコミニケーション上手な人の標的になると大変です。
社会の荒波を乗りこなす為にも、嫌われることを恐れず無敵会話術を身につけることで、より生きやすい人生が手に入りますよ。
(キタミカ/ライター)