危ない恋にも果敢に挑戦する人っていますよね。命知らずというか。
筆者の友人にも、暴力団の構成員の愛人に手を出しちゃった者がいます。
すっかりその愛人に夢中になって周りが見えなくなり、だんだん行動が大胆になっていき、最後にはその構成員の配下に連れ去られていくのを目撃されたっきり。
今はどこでどうしているのか判然としません。
こういう「なんで暴走しちゃうんだろ、ろくな結末待ってないでしょ」というような事例ってのは枚挙に暇もありません。
人間ですから過ちを犯すのは仕方がないこと。
でも、だからこそ早い段階で損切りしておかないと、行く末は身の破滅です。
そこで今回は、そういう破滅の未来が待ち受けている危険な恋から抜け出すための方法を伝授していきましょう。
2022年下半期が近づいてきているので、あなたの運勢も合わせてチェックしてみてくださいね。
1.発覚すれば金銭的な負担は大。そう考えれば百年の恋も冷めて当然と考えよう
危険な恋には色々ありますけども、やっぱり不倫。
これがその大半を占めるんじゃないかと。
どちらかに伴侶がいるのに交際する。そんな人たちって、皆さんの周りにもいるじゃないですか。
ああいう人たちを見ていると思うんです。
「もしも相手方の伴侶にバレて大ごとになったら、そのとき払えるだけの資産があるのか」と。
恋愛は貧乏人も金持ちも、等しく楽しめるものですよね。
でも不倫は違います。
貧乏人と金持ちでは、不倫発覚後に直面する事態の大きさがそもそも異なります。
お金がない人の不倫がバレ、相手方の家族からもしも弁護士沙汰を持ち掛けられたら、果たしてどうするのか。
一気に数百万もの賠償をする必要が出てくることって、別に特別なケースではありませんからね。
そして現に、不倫が発覚して、毎月相当数のお金を弁済に充てている人っているわけですし。
そうなっちゃうと、もう現実から消え去りたい気持ちでいっぱいになるでしょうし、もはやその時点で、不倫相手への愛情なんてのも消え失せているはず。
精魂尽きて、賠償だけは長く続く。
そんな地獄みたいな未来が待っている可能性がある不倫なんて、やらないが吉です。
今そういう状態に陥ってる人、みんな慢心しながら「不倫ぐらい誰でもする。バレないようになってるから大丈夫」とか考えてましたからね。
2.「世の中には他にも魅力的な人はいるし、どうせ5年後、10年後には飽きてるんだ」と思い込め
燃えに燃え上がっている恋愛の真っ最中、人というのはどうしたって冷静さを欠くものです。
「もうこの人しかいない」と本気で思うぐらいに。
だから、たとえその相手が自分にDVを振るって来ようと、お金の無心をして来ようと、そんなことは気にならないという異常な状況にも陥ってしまう場合があります。
恋愛感情と依存心の区別が自分でついていない人っているじゃないですか。
そういう人は自覚がないので、依存しているだけなのに「相手のことが好き」と勘違いしています。だからアリジゴクでもがきがち。
こういうとき、自力で正気に戻るのはほぼ不可能です。
でも、言ってはなんですが、社会人になった以上は、自分のことは自分でどうにかするべきなんですよね。
いくら相手にどっぷり依存してても、DVだのお金の問題だのが生じると、親しい友人に愚痴るぐらいのことはするはず。
そのような思考の余地があるのなら、一瞬自分の状況を俯瞰してみることも大切です。
相手が自分を本当に大事にしていれば、悪い扱いにはしないはずですから。
良い扱いをされているだけの、愛されまくりの女性ってのは現実に大勢います。
そういう人と自分を第三者の目線で比較してみれば、だんだん「これは違うぞ」と気付けるようになるでしょう。
一朝一夕に自力で目覚めることは難しいけど、相手からの愛ある言動よりも、自分が受けた理不尽な仕打ちの数々を、冷静に振り返ってみましょう。
恋愛沙汰のトラブルなんて、正直誰も本気で介入してはくれません。
友人だろうと行政だろうと警察だろうと、根底は「他人ごと。めんどくさい」と思って対処するだけ。
自分のことは自分で始末をつけましょう。
それこそ「もうこの人しか愛せない」とか思い込んで必死でろくでもない恋愛してきたって人もきっと今、これを読んでるはず。
その恋愛の結果、どうなりましたか?
やっぱり上手くいかずに破局して、しばらく泣いていたけれど、今になってみりゃ屁のような恋愛。時間のムダだったと気付いているって方も相当数いるんじゃないですかね。
「この人しかいない」なんて、自分に都合の良い解釈は判断を誤る原因になるので、そんなのさっさと捨てちゃいましょう。
3.危険な恋に燃え上がって許されるのは若者だけ、アラサー以降のそれは世間から笑われる惨めなものと認識すべき
いい年齢の大人が、訳の分からん相手と恋愛に燃え上がる様子って、傍から見ると見苦しいというか「キツいな」って思っちゃいません?
僕、玉置浩二の大ファンなんですが、そんな僕ですら、あの人がもういい歳になって以降にたびたびワイドショーで自分の彼女とイチャイチャする会見めいたもの見せるのが非常に嫌でした。
どんなに素晴らしい才能を持つ人でも「そんなこと、おおっぴらにやるなよ」と多少なり幻滅しちゃうみたいなところってあるじゃないですか。
ましてや普通の人が、30や40、50にもなって若者がするような勢いで恋愛をして、ちょっと暴走してしまってるのを見るのはもっとキツい!
若い子同士なら「ああ、まあ分かるよ」ってなるけど、アラサー以降がやっていいアクションではないと感じます。
ましてやそれが略奪愛だの、不倫だの、浮気だの、イタさ爆発な系統の恋愛だったら、みんな口に出さないだけで内心ではバカにしてるのは確実ですからね。
どうせ恋愛をするなら、バカにされない恋愛をすべきでしょう。
おわりに
と、このような感じで、ちょっと変な方向に暴走しちゃった恋愛の軌道を自力で修正するための方法を3つ挙げてみました。
が、十中八九当事者はそういう恋愛を謳歌している最中に「ちょっと待てよ、おかしいぞ」と思うことってありませんので、そういう意味ではあんまり意味のないコラムなのかもしれませんね。
実際に筆者の周りのおかしな恋愛をしていた人らも、その真っ最中にはついぞ自分で自分を見直す機会に巡り合うこともなかったところですし。
ただ、おかしなことをしていても何かの拍子で目が覚めることってあります。
その目が覚めた瞬間の勢いでネット検索なりして、奇跡的にこのコラムを読む方も今後出るかもしれませんね。そういうことが起きることを願って、今回のお話を終えたいと思います。
あとやっぱりね、ちゃんとした、誰にも負い目のない楽しい恋愛に勝る恋愛ってないですよ。
(松本ミゾレ/ライター)