この記事では、インテリアコーディネーターに依頼できる内容や費用相場などについて紹介します。
- 「自分の部屋をオシャレにしたい」
- 「SNSで見るような素敵なお家にしたい」
と思っても、素人の自分では難しい...。
そこでインテリアデザイナーへの依頼を検討する人も多いと思いますが、
- ●インテリアデザインとは、どのようなサービス内容なのか
- ●無料でも受けられるのか、費用はどのくらいなのか
- ●賃貸マンションでも依頼はできるのか
- ●個人と法人ではどちらが良いのか
など、多くの疑問が頭に浮かぶと思います。
そのような疑問は、全てこの記事を読むことで解消できます。
また、最後におすすめのサービス6選も紹介します。
そのため、この記事を読み終わる頃には、
- ●自分にはどんなサービスが最適で
- ●どのように依頼を進めればいいか
がわかるでしょう。
依頼時の注意点についてもまとめてありますので、「とにかく部屋をオシャレにしたい」という方はぜひ最後まで読んでみてください。
インテリアコーディネーターに依頼できる3つのサービス内容
インテリアコーディネーターに依頼できるサービス内容は、主に次の3つがあります。
- ① コーディネート提案のみ
- ② 採寸〜搬入設置まですべてプロにお任せ
- ③BoConceptなどの家具ブランドがコーディネート
「どこまで依頼できるのか」や「どんなメーカーの家具を選んでもらえるのか」といった点に違いがありますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
① コーディネート提案のみ【オンライン完結が可能】
まず紹介するのは、プロがインテリアのコーディネート提案のみを行い、家具の購入や採寸・搬入はお客様自身で手配するパターンです。
オンラインで完結する場合も多く、スキルシェアサービスなどを利用して気軽に依頼しやすいのが魅力。
提案のみを受けるスタイルなので、費用を安く抑えられるのもメリットといえます。
一方で、お部屋や搬入経路の採寸・コンセント位置の確認・家具の購入と搬入の依頼などはすべて自分自身で行うことになり、手間がかかる点がデメリットです。
コーディネート提案のみの依頼は、とにかく手頃な価格でプロのコーディネートを取り入れたい方や、家具はある程度自分で選びたい方に向いています。
② 採寸〜搬入設置まですべてプロにお任せ
続いて、採寸から搬入設置まですべての工程をプロにお任せするパターンです。
コーディネーターが直接お部屋に行き、コンセント位置や窓などのあらゆる寸法を測ったり、床や壁の色をチェックしたり、搬入経路の確認をしたりして、より的確にコーディネートを提案。
さらに、家具の注文と搬入設置から梱包材などの処分まで、まるごと対応してもらえます。
依頼者側の手間はほとんどかからないので、希望を伝えた後はほぼ丸投げ状態で素敵なお部屋にしてもらえるのがメリットです。
しかし、プロにお願いする工程が多くなるため、費用は高くつくのがデメリット。
すべてプロにお任せする依頼は、面倒な手間はすべて省きたい方や、自分で家具の購入やお部屋の採寸をして失敗するのが嫌な方におすすめです。
③BoConceptなどの家具ブランドがコーディネート
最後に紹介するのは、家具メーカーがコーディネートするパターンです。
BoConcept などの家具ブランドが行っており、そのブランドの家具を使ってコーディネーターに家具を選んでもらえます。
メリットは、家具メーカーやブランドを知り尽くしたプロにコーディネートしてもらえる上に、無料で行っていることが多い点です。
家具メーカーへのコーディネート依頼は、自分の理想に合った家具を取りそろえているメーカーやブランドがある方にぴったりです。
インテリアコーディネーターに依頼する料金相場と費用算出方法
実際にインテリアコーディネーターに依頼する場合、料金は主に以下の2つの方法で算出されます。
- ① 部屋数や面積で算出する方法
- ② 提案された家具の合計金額から算出する方法
どちらの方法でも、提案のみの料金相場は無料〜10万円程度。
家具の購入代を合わせた総額は、6〜10畳の1R・1Kで20〜60万円、12畳前後のリビングで30〜100万円程度です。
では、それぞれの算出方法について詳しく解説します。
① 部屋数や面積で算出する方法
現在一般的なのが、部屋数や面積によって算出する方法です。
部屋数の場合は、「1部屋◯万円、さらに1部屋追加ごとに◯万円」。
面積の場合は、「◯平方メートルまでは◯万円、△平方メートルまでは◯万円」といったように、料金を算出します。
② 提案された家具の合計金額から算出する方法
提案された家具の合計金額が◯万円だった場合、その15%である△万円をコーディネート費用として算出する方法です。
①②で算出された費用のほかに、例えば家具ショップやショールームへ同行したり、打ち合わせの回数を増やしたりすると、さらに追加料金がかかる場合もあります。
さらに、ここで紹介した以外にも依頼先によってさまざまな算出方法がありますので、気になった企業やコーディネーターが見つかった場合にはまず問い合わせてみてくださいね。
インテリアコーディネーターは企業と個人どちらに依頼すべきか
インテリアコーディネーターは、企業に所属している方と個人でフリーランスとして活動している方がいるため、どちらに依頼すべきか悩む方もいるでしょう。
両者には、以下のようにそれぞれ違った魅力があるため、あなたに合うほうを選ぶのがおすすめです。
- ●企業:料金プランが明確・クオリティの保証がある
- ●個人(フリーランス):柔軟に対応してもらいやすい
では、それぞれの特徴についてより詳しくチェックしていきます。
料金プランが明確・クオリティの保証があるのは企業
どのような依頼をしても料金プランが明確に出してもらいたい方や、クオリティ面での失敗を避けたい方は、企業に依頼するのが向いているでしょう。
多数のコーディネーターによる膨大な依頼の積み重ねがあるため、さまざまな依頼にも対応しやすく、料金プランも明瞭である場合が多いです。
さらに、コーディネーターが企業の看板を背負っていることや、企業がコーディネーターの採用に一定の基準を設けていることから、やりとりのスムーズさや完成後のクオリティにはある程度保証があるといえます。
企業への依頼は、初めてインテリアコーディネートを依頼する方や、どのような方に依頼したらよいか悩む方にうってつけです。
柔軟に対応してもらいやすいのは個人(フリーランス)
家具のメーカー・ブランドや、打ち合わせの日程などを柔軟に対応してもらいたい方は、個人・フリーランスに依頼するのがおすすめです。
フリーランスのコーディネーターは、企業に所属していない分、提案する家具のメーカーやブランドに縛りが少なく、自分の要望を活かした提案をしてもらいやすい傾向にあります。
また、依頼主の仕事などが忙しく、朝早く・夜遅くにしか打ち合わせの日程が取れない……といった場合に、時間に融通を利かせて対応してくれるコーディネーターも。
一方、個人のコーディネーターは実績や完成後クオリティを確認しづらいのが難点です。
料金体系も明確に定まっていない場合があり、見積もりの内訳が不明瞭になりやすい点にも注意しましょう。
個人・フリーランスへの依頼は、家具のメーカー・ブランドなどを細かく指定したい方や、より近い距離で相談に乗ってほしい方に向いています。
インテリアコーディネーターに依頼する流れ
インテリアコーディネーターに依頼した際の大まかな流れは、次の通りです。
- 依頼申し込み後、依頼主の要望をヒアリング
- プランニング・家具選び
- コーディネート提案
- 見積もりに納得したら契約
- 家具の注文・搬入・設置
- 最終チェックをして完了
オンラインコーディネートなど、コーディネート提案のみの依頼の場合は4の工程で完了します。
実際の流れは、依頼内容や依頼先によっても変わってくるため、気になる方は事前に問い合わせておくのがおすすめです。
インテリアコーディネーターに依頼する際のポイント・注意
インテリアコーディネーターに依頼するときに、必ず押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- ① どんな空間にしたいか具体的なイメージを伝える
- ② 大まかな予算を事前に決めておく
- ③ 依頼するプロや会社の過去のコーディネート事例を確認
依頼してから悩んだり後悔したりしないように、それぞれしっかり確認しておきましょう。
① どんな空間にしたいか具体的なイメージを伝える
まず重要なのは、インテリアカタログや依頼先の事例などを用いて、理想のお部屋のイメージを具体的に伝えることです。
「おしゃれ」「北欧系」「アジアンテイスト」「レトロな感じ」「落ち着いた雰囲気」など、お部屋の印象を表す言葉は補足的に使う分にはOKですが、これだけだとどうしても抽象的でわかりづらくなります。
打ち合わせをスムーズに進めるためにも、自分の好みや要望はある程度具体的に固めておきましょう。
② 大まかな予算を事前に決めておく
インテリアコーディネーターに依頼する際は、大体の予算をあらかじめ決めておき、先に相談しておくのがおすすめです。
というのも、依頼費用は選ぶ家具の総額によってかなり幅があり、あれこれ希望を詰め込んでいると、いつのまにか予想よりも高くついてしまう場合があるからです。
ヒアリング時に予算を伝えておくことで、予算の範囲内で理想を叶えられるように提案してもらいやすくなります。
③ 依頼するプロや会社の過去のコーディネート事例を確認
依頼するコーディネーターや企業によって、提案する雰囲気の違いや得手不得手があるため、過去のコーディネート事例を事前にチェックしておきましょう。
SNSやサイトに載っている事例を見て、自分の作りたいお部屋のイメージに合致するかどうか見極めておくと、理想のスタイルを実現しやすくなります。
インテリアコーディネーターの依頼におすすめの会社6選
ここからは、実際にどの会社に依頼したらいいの?と迷っている方に向けて、おすすめのインテリアコーディネートサービスを6つ厳選して紹介します。
コーディネート費用を抑えられる家具店4つと、メーカーやブランドにとらわれず家具を選んでもらえるコーディネート専門企業2つを見ていきましょう。
【家具店】BoConcept
BoConcept(ボーコンセプト)は、1952年にデンマークで誕生した、世界60か国以上に店舗を持つ家具ブランドです。
北欧の洗練された家具を取り扱っており、現代的でありながら長く愛用できる上質なデザインが魅力。
高級感のある北欧風のお部屋が好みの方や、お気に入りの家具を大事に使い続けたい方にぴったりです。
インテリアコーディネートは無料で依頼でき、お客様自身で来店したりコーディネーターが訪問したりして相談できるほか、オンラインでも対応可能です。
また、BoConceptのほとんどの家具は、サイズやカラー・素材をカスタマイズできるので、あなたらしいお部屋作りをばっちりサポートしてもらえますね。
【家具店】大塚家具
出典:大塚家具公式HP
大塚家具は、「上質で豊かな暮らし」をコンセプトに、国内外の優良ブランドから厳選した商品を取りそろえる家具店です。
お求めになりやすい価格帯の家具から最高級品まで、どのようなお部屋作りにも対応する選択肢の広さが特徴。
家具の質の良さにこだわりたい方や、作りたいお部屋のイメージが定まりきっていない方におすすめです。
インテリアコーディネートは、社内資格であるIDCインテリアスタイリストのほか、カラーコーディネーター、整理収納アドバイザー、照明コンサルタントなどの専門資格を持ったスタッフが無料で対応します。
また、電話やLINE・オンラインを使ってリモートでの相談も可能なので、自宅にいながら気軽に依頼できるのもメリットです。
【家具店】IKEA
出典:IKEA公式HP
スウェーデンで生まれたIKEAは、手頃な価格でありながらデザイン性・機能性に富み、地球環境にも配慮した家具を扱っています。
なるべく予算を抑えたい方や、スタイリッシュながらもどこか温かみのあるデザインが好きな方にうってつけです。
インテリアコーディネートサービスは、レイアウト図面を作って本格的な提案をしてもらいたい方向けのインテリアプランニングサービスと、無料で手軽に依頼できるリモートインテリアアドバイスサービスの2種類を用意。
インテリアプランニングサービスは、1部屋4,900円と有料ですが、同額のIKEAギフトカードがもらえるキャンペーンを行っているため、実質無料で相談できます。
一方、リモートインテリアアドバイスサービスでは、30分無料で家具の紹介やカラーコーディネートのアドバイスをもらえますよ。
【家具店】無印良品
出典:無印良品公式HP
無印良品は、素材や工程を見直し、日用品から家具・家にいたるまでシンプルで使い心地のよい商品を開発しているのが魅力です。
居心地がよくリラックスできて、自然に調和するお部屋を作りたい方に向いているでしょう。
インテリアコーディネートサービスは、来店 or オンラインで60分無料にて対応しています。
お部屋の寸法や図面を渡すと、コーディネートプランを3Dシミュレーターにしてもらえるので、より完成後のイメージがしやすいのもポイントです。
【コーディネート専門】お部屋改造計画®
出典:お部屋改造計画®公式HP
お部屋改造計画®は、一人暮らしの方から夫婦・家族のお部屋まで、より快適でおしゃれな空間を演出するコーディネート専門サービスです。
アジアンテイストからモダン、ナチュラル系にいたるまで、幅広いテイストのコーディネートに対応しているのがメリット。
家具代を除いた基本料金は、プランニング22,000円、家具の購入代行11,000円、設置22,000円と、東京23区外の場合は出張費がかかります。
親身になって相談に乗ってもらいたい方や、採寸や購入・搬入まですべてお任せしたい方におすすめです。
【コーディネート専門】COSIC
出典:COSIC公式HP
COSICは、アンケートに答えてお部屋の情報をアップするだけで、リアルな3D画像でコーディネートを提案してもらえるオンラインサービスです。
提案する家具は、500以上にも及ぶブランドの数十万点の商品の中から厳選しており、気に入った家具はそのままネットで購入できます。
予算は20,000円から相談できるほか、AIが自動でコーディネートする無料サービスも用意されており、比較的お手頃価格で依頼できるのがポイントです。
費用を抑えておしゃれなお部屋にしたい方や、オンラインで手軽に依頼したい方に向いています。
【Q&A】インテリアコーディネーターに依頼する際のよくある質問
最後に、インテリアコーディネーターに依頼する際のよくある質問に回答します。
- ・個人や賃貸マンション・一人暮らしでも依頼可能?
- ・1部屋だけでも依頼できる?
- ・持っている家具も含めてコーディネートできる?
- ・新築建設中で図面しかなくても依頼できる?
わからない点はすべてなくして、納得してから依頼をしましょう。
個人や賃貸マンション・一人暮らしでも依頼可能?
依頼先にもよりますが、もちろん個人でも依頼可能です。
賃貸マンションでは、現状復帰や搬入経路の確保のため、持ち家と比べるとコーディネートの制約がありますが、だからこそプロの提案や工夫が光ります。
また、最近は一人暮らし向けのインテリアコーディネートサービスも増えているので、狭めのワンルームでも気軽に依頼できるでしょう。
1部屋だけでも依頼できる?
1部屋だけはもちろん、1部屋の一角のみのコーディネートもできる場合があります。
まずは1部屋だけお願いしてみて、「気に入ったらほかのお部屋も依頼しよう」といった方もいますよ。
持っている家具も含めてコーディネートできる?
すでにお部屋にある家具も含めたコーディネート提案であれば、多くのサービスでOKです。
ただし、持っている家具のみのコーディネート・配置換えは、家具メーカーが行うコーディネート提案では基本的に受け付けていません。
新築建設中で図面しかなくても依頼できる?
図面のみでも、依頼できるサービスがほとんどです。
新築に合わせて、インテリアも理想を叶えましょう。
インテリアコーディネーターに依頼して素敵なお部屋作りを
インテリアコーディネーターへの依頼は、比較的手頃なコーディネート提案のみから、面倒なことはすべてプロにお任せするパターン、家具店が行うパターンまで、それぞれのニーズに合ったサービスがあります。
また、依頼先が企業の場合、料金プランが明確・クオリティの保証があるなどのメリットがあり、フリーランスは柔軟に対応してもらいやすいといった利点があるため、自分の希望に合わせて選ぶのがおすすめです。
実際に依頼する際は、イメージ画像を用意し予算を大まかに決めるなど、理想を具体化しておくとスムーズに進められますよ。
この記事を参考に、ぜひインテリアコーディネートを依頼して、あなたに合った素敵なお部屋を作りましょう。
お金をかけずにインテリアデザイナーの話を聞いてみたいといった場合には、まずは無料で受けれる家具ブランドのインテリアデザインサービスを受けてみるのがおすすめです。