ずっと友達と思っている異性がいて、恋愛感情を持つことなく物理的な距離が開き、久しぶりに顔を合わせると恋愛の意味で「好きだ」と思うことはあるのでしょうか。
しばらく会わなかったことで、新しいつながりを持ちたくなるもの?
友達期間の長さは恋愛感情を生みにくいのか、それとも新鮮さが勝ると別の気持ちが湧いてくるのか、男女に聞いてみました。
「人としての良さ」を知っているからこそ
「友達と思っていた男性を好きになったことがあります。仕事が忙しくて半年くらい会わずにいて、久しぶりにランチの約束をしたら楽しくて、『どうして会わずにいられたのだろう』と思う自分に気が付きました。それから好きになりましたね」(女性/26歳/看護師)
「久しぶりに会ったら恋愛感情が生まれる人って、もともと相手に良いところがあって一緒にいたいからだと思う。好きになる下地があれば何かの拍子で恋愛感情になるのは普通では」(男性/30歳/セールス)
「友達期間が長くても恋愛感情は生まれる」と答えた人の言葉を聞いていると、相手のなかに「一人の人間としての良さ」を認めていることがわかります。
存在を好意的に受け止めていたので、接触する期間が開いたことで改めてその良さを実感し、恋愛感情を持つのですね。
友情と思っていてもそれが「好きになる下地」、久しぶりの時間が良い刺激になるのかもしれません。
好きになるならもっと前にそうなる
「女友達は多いですが、久しぶりに会って恋愛感情を意識したことはありません。好きになれる部分があるなら会わなくなる前に気がつくと思うし、それがないからずっと友達でいられるのだと思っています」(男性/28歳/公務員)
「以前、友達だと思っていた男性に数ヶ月ぶりに会ってそれから『好きになった』と告白されたことがあるけど、私のほうはずっと友情以外の感情が湧いてこなかったので、お断りしました。気持ちが変わるくらいの何かがないと、難しいかも」(女性/32歳/サービス業)
「久しぶりに会っても恋愛感情は生まれない」と答えた人の言葉では、「好きになる部分がないから友達なのでは」といった内容が目立ちました。
時間が開かなくても恋愛感情を持つならもっと前にそうなるはずで、物理的な距離は関係ないのですね。
相手に魅力がないというわけではなく、恋愛感情が生まれるようなアクシデントがないと、気持ちの変化は起こりづらいのかもしれません。
友達関係が続く時点でポジティブなつながり
「会わない時間が続くと、同性の友達でもそのままになってしまう人はいるし、また会おうと思える時点で性別に関係なくいい関係だと思う」(男性/27歳/インストラクター)
印象的だったのがこんな言葉。
友情や恋愛にとらわれなくても、時間が開いても「会おう」と約束ができるのは、それだけお互いを前向きに受け入れているからです。
たとえずっと友達関係のままであったとしても、そんな異性がいるのは奇跡のようなもの。
相手に向けるポジティブな気持ちを、忘れずにいたいですね。
友達と思っていた人でも恋愛に発展しやすいのが男女の仲ですが、そうなるには信頼が必須。
久しぶりに会って恋愛感情が生まれることは、それだけ相手を受け入れようとする気持ちが強い、ともいえますね。
(ひろた かおり/ライター)