女性の浮気には軽い気持ちの浮気と、本気の浮気があります。浮気自体よくないことですが、前者は彼氏の努力次第で浮気を辞めさせられる可能性が高いです。
なぜなら、軽い気持ちで行う浮気の多くは彼氏への当てつけだからです。
「他の女性と仲が良さそうでイラッとした」「最近優しくない」「適当に扱われている」など、男性にとってはその程度かと驚いてしまう理由で浮気をする人もいます。当人にとっては、それだけ深刻なことだったのでしょう。
浮気の是非は別として、関係を修復するなら女性が浮気に本気になる前に止めたいところ。どのような場面で、女性は軽い気持ちから始まった浮気にのめり込んでしまうのでしょうか？
1.一緒になりたい思いを伝えられたとき
「私はシングルマザーです。前夫と離婚したばかりの頃に、寂しくて、子どもと２人で生きていくのが不安で、マッチングアプリにハマっていました。気になる男性と会い、嫌悪感がなければ誘われるがまま大人の関係に……。
そんなある日、とてもタイプな人と出会いました。彼は既婚者でした。でも、男性にも奥さんがいますから、『本気になれない』と自分を偽って、他の男性との関係性も続けていました。
ところが彼から『いつか一緒になりたいな』と、思わぬ一言を言われて本気になってしまいました。他の男性と会わせたくない彼が私を縛るために言ったずるい言葉だったのですが、当時の私はあっけなくやられてしまいました」（30代・女性）
彼との将来や他の男性との将来が見えない中で、未来を思わす言葉をもらうと本気になってしまう女性が多いです。
もし浮気の理由が「何年付き合っても、結婚する気配がない」「相性はいいけれど一緒にいる未来が見えない」というものなら、なおのことでしょう。
2.相手に真剣に向き合われたとき
「社内で浮気をしていた時、最初はお互いにただ恋愛ごっこをしたいだけだったため、『どちらかが本気になったら別れる』とルールを決めていました。しかし、最初は恋愛ごっこで毎日連絡を取っていたはずなのに、気付けば仕事の相談に真剣にアドバイスをくれたり、仕事をサポートしてくれたり。
私が落ち込んでいると無理をしてでも会って話を聞いてくれる時間を作ってくれました。そんな日々が続いているうちに、お互いなくてはならない存在になっていました。結局浮気関係は3年続き、私の彼にバレたことをきっかけに別れました」（30代・女性）
相手に真剣に向き合われた瞬間、遊びではなく真剣な付き合いになってしまいます。恋愛相談から恋愛に発展するケースは多いですが、「彼氏ごっこで癒してやる」など女性の求める言葉を言って、気持ちを向かせる男性もいます。
3.弱みを見せられたとき
「私は男の涙に弱いかもしれません。単なる浮気相手だと思っていた男性があるとき、涙ながらに私にいろんな悩みを打ち明けてきたんです。
単純かもしれませんが、それを見たときに『この人は私を本当に必要としているんだ』と感じたんです。すると私にとってとても大切な人になってしまったんです。彼の役に立ちたいという思い。彼にもっと必要とされたい。気づいたら本気になっていました」（20代・女性）
男性にもいますが、「自分でなければこの人を癒せない」と思った瞬間に、大切だったはずの彼氏や彼女をそっちのけにしてしまう人も。恋愛の始まりに限らず、浮気が本気になる瞬間でもよくあるパターンです。
まとめ
彼氏に不満を覚えているときにも、浮気に及ばない女性は多くいます。浮気をする時点で見限るのか、浮気を辞めさせて自分の元に戻ってくるよう行動するかどうかは、男性次第でしょう。
女性が浮気相手に本気になれば、うまくいきそうというタイミングで別れ話を切り出してくることが大半。情があってずるずると付き合い続けた結果、もともと彼氏だった方が浮気相手のようになってしまうケースもあります。
「他の男性に取られた」とプライドを傷つけられる前に、別れ話を切り出すというのもひとつの選択肢です。
（神崎なつめ／ライター）
