ナッツは、身体にいいことが知られており、おやつに取り入れている人も多いのでは? でも、ナッツのおやつといえば、素焼きアーモンドをつまむだけのことが多く、ちょっと変化が欲しいという人もいるかもしれません。また最近ではアーモンドミルクなどの「飲むナッツ」も注目されていますよね。そんなナッツのおやつの魅力や取り入れ方、おうちでアーモンドミルクなどの飲むナッツを手作りする方法をお届けします。
■ナッツの栄養価って?
ナッツは、木の実の種。アーモンドやくるみ、マカダミアナッツ、カシューナッツなどさまざまな種類がありますが、どんな栄養価があるのでしょうか?
管理栄養士 水谷俊江さんは次のように解説しています。
「ナッツ類は50~70%が脂質と、高脂質な食材です。しかし、そのほとんどは、身体に必要とされる必須脂肪酸。適量摂るのは身体にとって嬉しいことです。そして食物繊維も豊富。便秘予防や腸内環境を健康に保つ働きがあります。高脂質ですが、低糖質な食材なのは喜ばしいころ。ビタミンやミネラルも豊富です」
いいことづくめのナッツ! でも、注意が必要なこともあるそう。
「塩気も効いたおつまみナッツは、ついパクパクすすんでしまいがち。身体に嬉しい成分が多いけれど、脂質が多いためやはり高カロリーなので、たくさん食べることはオススメできません」
ナッツは適量を摂取するのが理想のようですね。
■ナッツを健康的に取り入れる方法は?
「飲むナッツ」や料理に使う方法も
ところで、ナッツを取り入れる方法は、素焼きナッツをおやつにつまむだけではないんです。こんな方法もあるんですよ。
- アーモンドミルクなどのプラントミルクを飲む
水谷さんによると、ナッツをミルクにして飲む「プラントミルク」がおすすめだそう。
「ナッツの皮は太陽の熱から身を守るために自ら持っている抗酸化物質です。すなわち抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。また、固い皮は身を守るためのもので、食物繊維の鎧でできています。これらを丸ごと飲むことは、健康づくりへの第一歩になりますよ」
市販のナッツミルクとして、アーモンドミルクやひよこ豆ミルクなどを見かけますが、おうちで作ることもできるんです。
2022年10月31日に、福農産業から発売された家庭用プラントミルクメーカー「P-leche(ピーレチェ)」なら、なめらかでスッキリした味わいの自家製プラントミルクを簡単に作ることができますよ。
「P-leche(ピーレチェ)」12,980円(税込)
使い方は簡単。基本はアーモンドやマカダミアナッツなどの生ナッツ20gと水300mlを入れてスイッチオンするだけ! ピーレチェが加熱し、粉砕してミルクを作ってくれるんです!
必ずローストされていない生ナッツを使いましょう。加熱済みのおつまみナッツでは作れないということなので、ご注意を。
ピーレチェは、一般社団法人 日本ソイフードマイスター協会が企画協力しただけあって、美味しくソイミルクをはじめとしたプラントミルクが作れるようになっているんです。不純物ゼロ、しかもナッツや豆の皮まで一緒に摂取できるヘルシー志向の人にぴったりの飲み物です。
日本ソイフードマイスター協会の代表理事 池上紗織さんによれば、「アーモンドミルクは、そのままでも美味しく飲めますし、コーヒーと合わせても美味しくいただけます。
マカダミアナッツミルクは、香りが最高で、チョコレートを溶かすのもおすすめです!」ということ。
ぜひ使ってみたくなりますね。
福農産業の濱直人さんと日本ソイフードマイスター協会の代表理事 池上沙織さん
日本ソイフードマイスター協会の皆さん
- くだいて料理に使う
実はこのピーレチェ、プラントミルクだけでなく、スープやスープカレーも作ることができるそうなんです。肉や野菜、固形調味料をぽんぽん入れるだけで、豆をベースにしたスープや、オリジナルのサラサラなスープカレーができます。
ナッツもピーレチェで砕いてスープにしたり、料理に加えたりすれば、消化吸収のよいおしゃれなナッツ料理のできあがり。これは便利ですね。
ナッツは栄養的にも手軽につまめたり、飲んだりできるおやつとしても魅力的!
家庭用プラントミルクメーカーを使って、新しいプラントミルクとしての摂取方法も取り入れてみるのも良いのでは?
【プロフィール】
管理栄養士 水谷俊江さん
女子栄養大学卒業後、5年間レストランの企画開発に従事。その後ニューヨーク、サンパウロに生活拠点を移し、日本と往復しながら美容クリニックでのダイエット指導に携わる。2014年に帰国し、現在は日本ソイフードマイスター協会のテキストづくりや「食」をテーマにしたコラムを執筆